国の将来を考える留学生はこないのか?
かつては、中国の指導者は日本の大学で薫陶をうけた学生が帰国後に活躍することが多かった。周恩来がその代表といえるだろう。そして、そのとき知り合った人脈がのちのち太いパイプとなっていく。 ところが、だ。いま、将来を嘱望された若者を国費で日本に留学させている、もしくは、母国のために日本にきている学生がどれだけいることか?私は、もっと若い人に日本で若かりし頃勉強し、同年代の日本人の知己を得て、いま細くなってきているパイプを太くしてもらいたいね。何年かまえ、ハーバードに中国政府の若手を派遣して留学させているNHKのルポをみたが、手を日本がうたないから米中のパイプがどんどん太くなってきている 経済をみればわかりよい。ビジネスの俊英がアメリカのビジネススクールに集う。その彼らが母国に帰りアメリカ流を、実践し、それがグローバルスタンダード化していく。そして、経営トップ同士、同窓であったりするわけだ。それが、ビジネスの流れを作っていく。 そういった面がいまの日中には、はなはだ欠いているといわざるをえない。たとえ、いたとしても、一部のかね稼ぎのために日本にきた連中、犯罪にはしる連中がいるがために、本当に日本で勉強したい中国人を閉め出す流れになっている。そう、ビザもそうだし、世間一般の目である。中国人=7犯罪人とでもいうような目である。 結局、歴史的認識が根本的に食い違いがあり、それを踏まえての交流をすすめる意志をまず政府がもたないといけないのに、そうなっていない。靖国でいたずらに中国を刺激するだけ。特に、小泉首相が、靖国神社参拝のどこを中国が気にするのかをまず認識しないとね。韓国国民も小泉の靖国に対する姿勢を快しとしていないが、首相になって同国大統領とは5回も会っている。それからいくと、中国もおおきな懐をみせる必要があるのかもしれないが、中国に対して大きなビジョンがないから、経済関係は着実に足場を固めているにもかかわらず、政治が足踏み状態。 わたしにいわせれば、これからの外交主軸は東アジアになるべきだし、いつまでもアメリカの言いなりではない、という姿勢をみせれば、若き留学生が日本に集い、次世代の日本ロビーが、中国はもちろん、アジア各国にできると思うんだけどね。 あしたは最終面接!がんばるぞ!