|
カテゴリ:英語
英語マスター法を説明する前になぜ英語ができないのか考えたことがありますか?
英語ができないのは以下の3つの障害(ハードル)のためなんです。 ■英語ができない3つの障害 1. 英語の音が聞き取れない 英語には日本語にはない音(母音、子音)があります。この音が脳にインプットされていないとダイレクトで脳では認識できません。 いわゆる「英語耳」(正しくは英語脳)ができていないため。 典型的なのが英語のLとRの違い。LとRの違いが分からないからって、意味を取り違えることはほとんどないんだけど、日本人が英語を聞き取れない象徴的な音として認識されていますね。 英語耳ができていないと、文章がブツ切れ状態で脳で音が認識されますので、脳には意味不明の音「○X△#*○X△#*」が入ってくるだけでチンプンカンプン状態になります。 さらに難しいのは国や地方によって発音が異なるので日本人に取ってはまたまた厄介です。普通日本人が勉強する英語はアメリカ英語を標準としていますから、訛りの強い国の人が話す場合はかなり理解力が落ちます。私もさっぱり分からない人はかなり集中しても全然分かりません。 ネイティブはこの訛りに対応できる能力が高いのでだいたい理解できるんですよね。日本人がどの地方の人の方言でもだいたい理解できるでしょ。それと同じ。 だけど、日本人は独特のアクセントがあるアジア系の英語やイギリスの田舎の人が話す英語とかはかなり苦労するんですよね。 いろいろあるけど、まずヒアリング(リスニング)は必要最低限は英語の音が脳で認識するレベルまで聞き取れないとお話になりません。 2. 英語のスピードに追いつけない 日本語は英語と語順が全然違ってくるので語順の通りそのまま理解できるようにならないと理解は難しくなります。 英語を聞いていても、何か分からない単語があったりして、そこでつまづくとその後が全く分からなくなってしまった経験ありませんか? これは脳の処理能力の問題です。コンピュータで例えると、日本語だと64ビット単位で処理できるのに、英語になると8ビット単位でしか処理できなくなる感じですね。 ネイティブはかなり部分文書単位で英語を処理しているのに対して、英語初心者の日本人は単語レベルでしか処理できない場合が多いです。だからたとえ英語の音を単語レベルでしっかり脳で認識できていても、全体としては意味不明ということになってしまいます。 これは英語の型(構文や文法)が身についていないからなんです。この型が身につかないといつまでたっても処理は8ビットどまりです。だからよっぽどスピードが遅い英語じゃないと頭がついていかなくなる。ネイティブはかなり英語をかたまり(オブジェクト)で処理しています。だけど日本人は単語単位で理解しようとするので脳の処理でものすごい負荷がかかります。文章を読む場合は自分のペースで読めますが、リスニングの場合は話してのペースで理解しないといけないので、かなり大変です。 3. 単語を知らない 最後に単純に単語(言葉)を知らない。これが結構ですね。カタカナ英語はかなり日本語になっていますが、それでも覚えなくてはいけない単語数は3,000とも6,000とも言われていますよね。少なくとも自分の仕事でつかう単語(用語)は知らないとお話になりません。ちなみにシェイクスピアは2万語くらいを駆使して脚本を書いたらしいけど...。 同時通訳だって自分の知らない未知の分野の通訳をする場合は徹底的にその分野の用語を習得するそうです。 単語。単語。単語。覚えなきゃいけないのは分かっているけど、単語帳を見て覚えてもなかなか覚えられないし、覚えてもすぐ忘れちゃいますよね。そうするとだんだんやる気もなくなってくる。「どうしたらいいの~!」て感じじゃないでしょうか。 今回はここまで。次回は英語マスター術について解説します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 20, 2004 01:13:23 PM
コメント(0) | コメントを書く
[英語] カテゴリの最新記事
|