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奥襟部長の柔道・柔術日記

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2010.10.17
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唐突ですが、私、二か月ほど前に、生まれて初めて肛門科なる所に行ってまいりました。この事について、ブログに書こうか書くまいか適当に悩んでおりましたが、これほどのネタもございませんので、意を決して書くことにいたしました。長文ではありますが、どうぞお付き合いください。

元々のきっかけでございますが、実は以前から肛門が、いえ、その肛門と申しましても肛門そのものではなく、肛門の・・・、ええ、そうですね。あまりこの言葉を連呼するのもいかがなものかと思いますので、あえてここではベタに黄門様といたしましょうか。この黄門様周辺が夜になりますと痒くなりまして、特に飲酒をした夜にはさらに痒みが増すということもあり、常々病院に行きたいなと思っておりました。ただ、箇所が箇所で、病院と言いましてもそれなりに覚悟がいりますので、ここまで我慢しておった次第でございます。しかしながら、奥襟部長夫人も襟太朗も不在の期間があり、ここは清水の舞台から飛び降りた気持ちで、思い切って黄門様の肛門科に伺ったわけでございます。

肛門科・・・。なんと直接的な響きでしょうか。近いジャンルの診療科に泌尿器科というものがございますが、こちらはまだ少しひねっておりますので、口に出すのもはばかられるというほどのものではございません。そういった意味では、肛門科はあまりにダイレクトで、右の本格派、”キング・オブ・口に出しずらい診療科”と言えるのではないでしょうか。

前段はこの程度にいたしまして、とにもかくにも、奥襟部長は宇都宮市内の肛門科を調べ、とある病院に伺ったのでございます。

その病院はいわゆる黄門様の取り扱い専門のところでございまして、それゆえに、できるだけリラックスするような工夫があちらこちらになされておりました。

一歩病院の中にふみこめば、受付のお姉さまは笑顔をふりまき、ロビーにはクラシックが流れ、中央にはでんと水槽があり、熱帯魚が優雅に泳いでいらっいます。その悠然と泳ぐ様は、まるで「何も心配しなくていいんだよ。さあ、こっちへおいで。」と、言っているかのようでございました。奥襟部長も病院に入るまでは緊張した面持ちではございましたが、熱帯魚がかようにおっしゃるので、少しリラックスできたのが本音でございます。

しかしながら、問診票に記入をして、番号札を渡されてソファに座っておりますと、何やら中央の画面に写真やら文書が流れているのに気付きました。良く見てみますと、なんと各種黄門様関連の病気の画像が、その症状と治療法などとともに紹介されているではありませんか。画像はなかなかリアルで直接的なものも多く、また一目で大変な症状と読み取れるものが数々流れ、このためにまたもや緊張感が高まる奥襟部長でございました。熱帯魚もよくみると、「貴様の肛門もああなってるに違いないぜ。」とおっしゃているように見えてきました。

そんな矢先、可愛らしいピンク色のかっぽうぎのようなものを身にまとわれた看護婦さんが、「じゅうろくばんのかたぁ。どうぞ~。」などと声高に宣言なさいました。ま、まさかあの看護婦さんが黄門様を取り扱う看護婦さんではないでしょうね、違いますよね、という感じの方です。しかし、その看護婦さんは患者さんと共に病室に入って行き、出てきません。これはひょっとすると、ひょっとします。それでしばらくすると、いよいよ奥襟部長の番号が呼ばれたわけでございます。

奥襟部長はできるだけ冷静さを保ちながら、すくっと立ち上がり、その可愛らしいピンクかっぽうぎナースについて行きました。そして、目はできるだけ柔和に保ち、「大丈夫、私は覚悟ができていますから。」と、目じりで表現しながら診察室に入室いたしました。

診察室の中は普通の病院と全く変わらないもので、やや拍子抜けした感がございました。ただ、今ににして思えば、ややベッドは大きめだったような気はします。ともかく、それほど構える必要もなく、余裕を持って椅子に腰かけると、ほどなくして先生がいらっしゃいました。

先生はなんと白衣を着た初老の先生と、手術服のようなものをまとった極めて大柄な先生が二名でいらっしゃいました。え。なぜ、二人も。まだ診てもいないのに、問診票の時点で何か重大な病気の予兆でもあったのでしょうか。不安は増大するばかりでございます。

とくに、手術服の先生はあまりに大柄で、それだけで奥襟部長も黄門様も委縮してしまいそうでございました。しかしながら、委縮しては診察もしにくいでしょうから、できるだけ動揺を隠し、リラックスするように努めて、初老の先生に症状を説明させていただきました。すると、当然のように、ベッドに横たわるように指示がでました。さあ、ここからが本番でございます。

なんと、あの可愛らしいピンクナースが私に横たわり方を説明し始めます。まさか。はい、そのまさかです。彼女は横たわった私の腹部から膝にかけて毛布をかけ、さらにはズボンを(背面だけ)ずり降ろすではありませんか。「はぁい、失礼しまあぁすぅ。」などと言いながら。そして、二人の先生はそのお尻の間近に座っているご様子。あぁ、やはりこうなってしまうのですね。まさに前門のナース、肛門の先生でございます。
ただ、返す返すも巨大な先生の方は余計です。怖いです。しかし、そんなことは思ってはみても、その時の奥襟部長はまさにまな板の上の鯉。何もできません。大人しくされるがままの奥襟部長35歳の夏でございました。

先生方は二人で何やらボソボソ話し、「一応、中も確認します。」などとおっしゃり、おっ!うっ!マンボッ!みたいになりまして、それからからズボンを上げて座ることを指示されました。奥襟部長は言われるがままに座りますが、嫌な汗が腋の下に流れます。

結局、症状は”あせも”が黄門様の周りに発生しただけのようで、「本当は皮膚科です」とまで言われ、塗り薬を処方されただけで終わりました。が、しかし、診察室を出るときの疲労感は得も言われぬものがあったのは、ご想像通りでございます。

かのナースも何事もなかったかのように、否、むしろ微笑みかけて「お疲れ様でしたぁ。」と、おっしゃったわけですが、奥襟部長は診察室を出るなり、何か大切なものを失ってしまったような、そんな思いが駆け巡ったのは、言うまでもありません。

待合室に戻った奥襟部長は熱帯魚が「けっ、情けねえ顔しやがって。」みたいな顔をしているのを横目にソファに座ろうとした時、偶然、おそらく痔の患者様用と思われる、丸型の座布団を発見しました。思わず手を伸ばそうとして、フッっと鼻で笑って手を伸ばすのを止めて、わざと音を立てながら、どっしりとソフャに座りました。そして目をつむり、瞑想にふけっておりましたところに受付で番号が呼ばれ、全ての戦い終わった事を認識したのでございます。


後日談ではございますが、塗り薬はてきめんに効きまして、今はすっかり完治いたしました。よって、このブログを読まれた会社同僚諸氏も、お気遣いいただかなくて結構でございます。

最後に、皆様方におかれましては黄門様のケアはしっかりされることをお勧めいたします。そしてこの文章が、今後、初めて肛門科に足を踏み入れる方の助けになることを祈念いたしまして、締め括らせていただきます。





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最終更新日  2010.10.17 21:30:57
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