石頭楼

2001年5月21日掲載

「石頭楼」（SU THO RO）

マンションの一室で鍋が食べられる店があるとのこと。
全く公にされていないため、紹介者のみぞ知ることとなる。
オートロックの玄関で部屋番号を押し、
中に入れどもごく普通のマンションで名刺すら外には出されていない。
だが、しかし通された広いリビングは先客で賑わっている。
重厚なテーブルがいくつか置かれ、既に鍋の用意がされている。
かとうかずこと夏木まりを足して２で割ったような魅力的なママが、
テーブル中を鍋の説明やら世間話をして回る。
台湾で流行している石鍋を使った火鍋というものらしく、
大量のゴマ油で豚と牛を炒めてから特製のスープをそそぎ、
野菜や点心を投入し、それを生卵ベースのタレにつけて食べる。
最後には麺かオジヤでしめ、杏仁豆腐で終了する。
絶品というより、超隠れ家な雰囲気を存分に味わうための秘密の店である。

場所：港区白金台
雰囲気：明菜に似た彼女を連れたおやじもなんらかの知り合い