カテゴリ:徳之島
2021/12/31(金) 9:34配信 毎日新聞
環境省は鹿児島県・徳之島の林道で、国の天然記念物トクノシマトゲネズミ7匹の死骸が見つかったと発表した。いずれも体などをかまれた痕があり、同省はネコに襲われたとみて、住民に飼いネコの適正飼育を呼びかけている。 環境省徳之島管理官事務所によると、死骸は10月27日、島北部の林道750メートルの区間で集中的に見つかり、体の一部がなかったり、頭部や首を損傷したりした状態だった。鑑定の結果、死骸からはネコのDNAを検出。その後、捕獲したネコのふんからトゲネズミの体毛も見つかり、ネコが捕食したか、遊び感覚で捕殺した可能性が高いという。 トクノシマトゲネズミは徳之島だけに生息する希少な固有種で、体長15センチ前後。黒褐色で針状の毛を持ち、環境省のレッドリストで絶滅危惧ⅠB類に分類されている。環境省は周辺にネコの仕掛けわなや自動撮影カメラを設置。「希少種保護のため、飼いネコを手放して野生化させたり、放し飼いにしたりしないでほしい」としている。【神田和明】 徳之島(日本の島へ行こう) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/12/31 11:18:03 AM
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