GW中に観光客が殺到した沖縄の離島、住民困惑「観光は控えて」 定期船は減便
2021/5/30(日) 8:56配信 沖縄タイムス 【宮古島】新型コロナウイルス感染拡大による県の緊急事態宣言適用を受け、市平良島尻と大神島を結ぶ定期船「スマヌかりゆす」を運航する大神海運は、25日~6月20日の間、1日5往復を3往復に減便して運航する。コロナの影響による減便は4回目。同海運関係者は連休中に観光客が島に殺到したと説明し「連休前に緊急事態宣言を発令すべきだった。あまりにも遅い」とあきれた。 大神島は島尻漁港から4キロの距離にあり、島の人口は20人ほどで大半が高齢者だ。昨年7月に市内で初めて感染者が確認されて以降、住民らは警戒を強めている。 同海運によると、ゴールデンウイーク期間中、島には県外の観光客が多く押し寄せたという。 特に5月1日から3日は約50~60人が来島。住民からは「お年寄りが多いので感染しないか不安」との声も漏れた。市内では連休以降も連日のように複数の新規感染者が確認されるなど、一向に収束の兆しが見られない状況が続いている。 緊急事態宣言初日の23日、島尻漁港では県外観光客の姿が見られた。 東京から4泊5日で宮古島を訪れたという若いカップルは、多良間島を訪問後に大神島へ行くという。「島には感染者がいないので申し訳ない。感染対策はしっかりしている」と話して定期船に乗り込んだ。 大型連休以降も島には週末を中心に、県外観光客が1日20人ほど訪れている。同漁港の乗船券売り場では「当面の間、観光やレジャーを目的とする来島についてはご遠慮ください」との張り紙が掲示されている。だが、強制力はなく、観光客の中にはマスクをせずに訪れる人もおり、住民からは困惑する声も上がっている。 ある住民は「緊急事態宣言中でもあり、コロナが収束するまでは観光客には来島を控えてほしい」と強く求めた。大神島(日本の島へ行こう)