リヤカー引いて三陸420キロ踏破 秋田出身の冒険家・阿部雅龍さん
2021/5/31(月) 7:05配信 河北新報 2019年に日本人で初めて「メスナールート」(918キロ)で南極点に到達した秋田市出身の冒険家阿部雅龍(まさたつ)さん(38)=東京都=が三陸沿岸を徒歩で縦断する旅に挑み、30日に宮城県石巻市の金華山山頂にゴールした。金華山行きのフェリーが出発する同県女川町では、居合わせた観光客や住民が声援を送った。 阿部さんは18日に青森県八戸市の蕪嶋神社を出発。テントや着替えを積んだ約50キロのリヤカーを引きながら1日30キロ前後を歩いた。岩手県釜石市や宮城県気仙沼市を経由し、13日間で420キロを踏破した。 旅の間は石巻市の釣石神社脇で食べた「勝つサンド」、リアス海岸といった立ち寄り先の特産品や風景を会員制交流サイト(SNS)で紹介した。阿部さんは「投稿を見た人がその地を訪れるきっかけになってほしい」と話す。 女川町民と都内の阿部さんの支援者との間に縁があり、19年以降は東北一周や全長1025キロの自然歩道「みちのく潮風トレイル」への挑戦で町を訪れている。阿部さんは「毎回たくさんの励ましをもらっている。三陸の皆さんの温かさに支えられた」と感謝した。 阿部さんは秋田大在学中に冒険活動を始め、リヤカーやそり、人力車を引いて国内外を回る。にかほ市出身の探検家白瀬矗(のぶ)(1861~1946年)に憧れ、その足跡を引き継ぐ形で人類未到の「しらせルート」での南極点徒歩到達を目指している。金華山(日本の島へ行こう)