湯島のボス猫 ロース「天国へ」 体調悪化後に姿消し1カ月 “猫島”島民ショック 熊本・上天草市
9/2(金) 16:35配信 熊本日日新聞港にある石像・湯島猫神と写真に収まるボス猫「ロース」=2018年2月、熊本県上天草市湯島(岩下勉) 猫島として知られる熊本県上天草市の離島・湯島で、〝ボス猫〟と呼ばれる推定8歳の雄「ロース」が8月初旬から約1カ月も姿を見せなくなっている。春先から体調を崩していたといい、島民らは「天国に行ってしまったのかも」と肩を落としている。湯島の猫を特集=熊本日日新聞社インスタグラム「kumanichi_nekoshima」 ロースはキジトラ柄の島猫で湯島港周辺に、ほぼ毎日出没。わが物顔風に島内を練り歩く堂々とした姿が、島民や観光客に人気だった。同島を舞台とした熊日の写真連載企画「猫島ありのまま」「日めくり猫島」にも〝主役級〟で何度も登場した。 島内の猫の情報発信や健康管理に当たる地域おこし協力隊員・林愛子さん(44)によると、ロースは4月ごろから食欲がなく動きも鈍くなり、5月に動物病院を受診し、血液検査で腎不全との診断を受けた。体調は一時回復したものの、6キロ以上あった体重は半分以下に減り、骨が浮き上がっていたという。 これほど長期間、姿を見せなかったことはなく、散歩コースなど島中を手分けして探したものの発見できないままだ。状況から林さんは1日、自身のインスタグラムで「ロース、腎不全のため逝去」と発信した。 飼い主同然にロースの様子を見守ってきた港近くの売店店員の渡辺真美さん(51)は、「最期を悟って、かわいがってくれた人たちに弱った姿を見せたくなかったのかもしれない。『島の顔は俺だ』と言わんばかりにのっしのっしと歩く姿が忘れられなくて、心にポッカリ穴が開いたみたい」と涙声になった。(小野宏明)湯島(日本の島へ行こう)