やったー、医師免許がきた! Tack! Sverige! 最終回
?gentligen fick jag svensk l?kare legitimation. Jag skulle inte kunna f? det utan hj?lp av mina kollegor, sjuksk?terska, socialstylersen, svensk samh?lle, varma patienter, vackel natur och min familj och gamla kollegor i Hokkaido univ. Framf?r allt tackar jag Dr Ragnar och Edgar ur djupet av mitt hj?rta. Ni har skrivit rekommendation f?r mig till socialstylersen och alltid st?t mig och min familj. Sedan tackar jag l?lare i kurs p? svenska. Siv och Ingrid i SFI, Inge i SAS grund, Mona i SASA och Per i SASB. Ni var str?nga men j?tte varma. Det var mycket jobbigt att avsluta SASB inom 2 ar. Jag var d?lig elev, vet jag. Fast?n jag hade haft v?ldiga m?nga laxor och svarat med v?ldiga m?nga fel hade ni alltid korrigerat dem noggrant. Jag vet att det m?ste jobbigt f?r er. Samtidigt l?rde ni ut svenskt samh?lle. Det var mycket inressant och gjorde mig ?lska Sverige. Jag tackar en g?ng till era varma tj?nster. Nu kan jag ?verleva i Sverige. Det ?r harligt! Jag ?lskar Sverige.Tack! Tack! Tack!今日、帰宅してみるとポストにSocialstylersen(スウェーデン厚生省)から書類が届いていた。医師免許だった。昨日、なんとかやっていけるかもと少しの自信を感じた翌日に届くなんてびっくり。気脈が通じているかのようだ(笑)。まずは、多くのお世話になった方々にお礼を申し上げます。お師匠様、北海道の同僚の皆さま、留学前からスウェーデン語を教えていただいたmasako様、リトバさん。そして、ハラハラしながら支えてくれた父上、母上、とっとと帰ってこいと厳しい励ましをいただいた義父さん、いつも仕送りをしていただいた義母さん、私の愛妻、愛息。私の我がままと思い込みから始まった、この挑戦を支えてくれてありがとうございました。スウェーデンでは私を招いていただき、Socialstylersenに推薦状を書き、私生活でも多大なサポートを頂いた、エドガー先生、ラグナー準教授にとりわけ感謝申し上げます。さらに、機会を与えていただいたRolf教授、妻を雇用してくれたハンス医局長、突拍子もない私のアイデアを形にしてくれ、研究を後押ししてくれ、その上、論文を添削、共同執筆いただいたピーター準教授、病理のカルロスルビオ教授に感謝いたします。 そして、ひどい英語とスウェーデン語を辛抱強く聞いて、支えてくれた看護師さん達、同僚達に感謝します。さらに、言葉のできない私を励ましてくれた多くの暖かいスウェーデン人の患者さん達、言葉を教えてくれた語学学校の教師の皆さん(Siv, Ingid, Inge, Mona, Per)に感謝します。そして、細かくアドバイスを頂いた先達の日本人医師M先生、Y先生に感謝申し上げます。私の心を毎日癒し、思索、思考させてくれたスウェーデンの偉大な自然に感謝します。ふりかえれば4年前、一年契約の予定できた留学。運がよいのか悪かったのか、留学直前に職場での組織を巡る非合理制、不誠実な方針転換を中心とした行き詰まりと訴訟機運の高まりの中で警戒しながらの診療に、ほとほと人間不信も高まり、ちょっと疲れ、滅入り、何もしたくなくなっていたころにスウェーデンに渡ることになった。こういう事もなく、世の中のおかしさに気づくこともなく、普通に仕事のことだけやっておれば、一年で帰っただろう。いまとなっては、このためにお膳立てされていた出来事のように思える。社会の違い、生活環境の良さ、人々の暖かさ、誠実な政治、社会風土、美しいストックホルムに触れ、全く日本で働く意欲を失ってしまった。給料は研修医扱いで年収200万以下から始まった。でも豊かな教育を受けさせられ、十分な休暇をえられ、医療費不安もない。自分の語学学習も無料。趣味のスポーツも年1万円程度で楽しみ放題。なにより親子で毎日すごせる。送り迎えも一緒。朝ご飯も晩ご飯も一緒。このまま暮らし続けても老後の不安もなし。このような暮らし豊かな社会は大変なショックだった。そして労働者を幸福にしない日本社会の有り様に強い疑問が湧くのも当然だった。親族から、「この年収で働くなんて信じられない!早く帰ってこい!」などとも叱られたが、日本より低収入でも人間らしく心豊に、穏やかに暮らせる生活の方がはるかに幸せを感じてしまった。そういう社会は、みんながおおよそ幸せだから社会がギスギスしていなくて、とても暮らしやすいのだ。お金に換算できない安心感がある。日本しかしらない方には想像のつかない事であろう。日本の労働者を巡る環境はひどい。医療界でも悪意が渦巻いている。一生懸命に働く、現場に多くの付加産業と余計な産業がぶら下がり、たかられている感じ。医療界だけの問題ではないが、税金が投下される現場にぶら下がる吸血産業が日本は多すぎる。非常に効率の悪い社会なのではないか。仕事していても息苦しかった。かくして、留学から移住に心が移る。私の我がままを無言で見守っていただいたお師匠様、そして背中を大きく押してくれた関連病院の師匠K先生、その他、間接的にご迷惑をおかけしているであろう、元同僚や後輩達。ただ、ただ感謝申し上げます。就労証明書をいただきに上がった際にK先生から「いいっしょ、どんどんやってこれば。ダメだったらここに戻って来ればいいんだから。」と罪悪感を感じていた私の背中をドンと押してくれた。専門は違うK先生だが、ふりかえれば人生のターニングポイントではK先生の存在があった。こうやってふりかえると、私は多くの人々に支えられ、多くの幸運な出会いがあったことに気づく。ありがたいことだ。そして2年目から、運の良いことに妻も雇ってくれることになった。さすがに年収200万程度ではキチキチだったが、夫婦で働き、400万弱になるとだいぶ余裕が出た。長い休みに家族で旅行をしても、貯金も溜まり、日本への旅費も捻出できるようになった。スウェーデンは労働者の暮らしにおけるコストパフォーマンスが大変良い。そして2年間、午前だけ働き、午後はスウェーデン語という生活が続く。ここで出会った多くのイラン、イラク人、アフガン人、ソマリアを初めとしたアフリカ人達との出会いは得難い経験だった。彼らの悲劇や不条理な人生に比べたら自分の苦労や悩みなんて「へ」みたいなもんだと思った。彼らは日本を尊敬し、親愛の情を強く抱いていることも初めて知った。それなのに日本政府やマスコミのやっていることは。。。orz 尊敬され続ける日本でいてくれよ。留学の始まりの祭に社会への疑問と不信が強く芽生えていたので、当然、スウェーデンと日本社会、政治を比べていくことになる。そして政権交替を望んだが、現在のていたらく。有権者を裏切って恥じない人間があんなにたくさんいたとは絶句するしかない。自身の不明を恥じるとともに、日本の暗い未来を憂う。そして思うに、日本政治が良くなるには日本に住んでいる人が頑張らなければ良くならない。それはもはや、遠く離れた当地でどれだけ憂おうと当事者が覚醒しなくてはどうしようも良くならない。一方でますます、当地での仕事と信頼が増して、やるべき本来の仕事も増えてきた。そしてついに医師免許を取得し、もはや、お客さんではなくなる。一年前から考えていたことだが、医師免許を取得し、区切りがついたらブログをやめようと思っていた。そして、近頃、その時間も取りづらくなりました。本日をもって、ブログ「カーリング漬け」は終了します。これまで、ご愛読いただき、ご意見や励ましをいただいた多くの方々に御礼申し上げます。オノマさん、パリさん、志村さん、wagon3rdさん、skytemaさん、かつおくん、nomadさん、あんころ仮面さん、ped母さん、kikuさん、vanさん、satoさん、その他ネトウヨさん(笑)、官僚さん大変ありがとうございました(お名前が漏れた方ごめんなさい)。ブログを通じて新しい出会い、意見交換は大変楽しうございました。教えていただいたことも多かった。感謝申し上げます。皆さまのご多幸をお祈り致します。