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テーマ:★留学生活★(629)
カテゴリ:スウェーデン留学?
ストックホルムの面するバルト海、それからスカンジナビアの内海、ボスニア湾。一見、きれいな水に見える。
しかし、ここには言い伝えのように「バルト海の魚は食うな。妊婦は特にダメ」という注意がされている。なぜかわからなかったが、昨日、患者さんから教えてもらった。 患者さんは自然科学博物館(ネイチャーヒストリスカ)を退職された学者さんで、鷲の研究をされていた。 むかし、スウェーデンを始め、バルト海、ボスニア湾沿岸諸国で数十年前にでDDT(殺虫剤)をよく使っていたらしい。それから、PCBやダイオキシン汚染があった。それが、魚介類に蓄積されるので、食べてはいけないという事だった。 とくに、脂肪に蓄積するので脂肪の多い魚はダメ。たまに売っている、脂肪のない小魚は週に一回くらいなら問題ないでしょう。でも、妊婦さんはやめるべし、という事だった。 例えばこちらの論文。日本とアメリカ、バルト海の魚、動物を対象にDDT、PCB、ダイオキシンを調査している。たしかに、バルト海産の魚の汚染度は日本のスズキよりは高いようだ。だいぶ、汚染度は減少してきてはいるのだが・・・。 何十年も前のダイオキシン汚染に今も注意が必要なんだから、環境汚染というものは取り返しがきかない物だと実感させられた。 スウェーデンの魚屋さんではバルト海産の魚は小魚くらいしか見かけない。産地が示されており、デンマークやノルウェー産がほとんど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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海流の入れ替わりが少ないので怖いね、大きな海にみえてるのに。
バルト海峡閉じて陸にした方が領土増えてメリットありそうな気もするが? それでも漁業で生きるひとは反対するだろうね (September 2, 2017 01:48:25 AM) |