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カーリング漬け

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医療

August 16, 2010
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カテゴリ:医療
多忙で、ブログの更新もままならない。今日も、日常ネタでお茶濁し。

私の職場の部屋は3人一部屋。そこを4人の医師が利用している。一つ空席があったのだが、本日、新任医師が現れた。

また、女医さん。女医さんが嫌な訳ではないのだが、居心地は悪くなった。だって、私以外は3人とも女医さんなんだもの。4年前は3人とも男性医師だったのに。。。

着替えは、部屋でできなくなちゃったな。日本じゃ、男性医師が女性医師にかまわず、パンツ丸出しで堂々と着替えれたものだが、現在の私の状況は女医さんが堂々とパンツ丸出しで着替えて、私がトイレで着替える状況。

「気にせず着替えていいのよ」なんて、金髪の若い女医さんに言われたって、そんなの無理だよね。

スウェーデンは裸の露出に対して抵抗が低いように感じる。男女差の垣根が低いと言えるのかもしれない。自室に向う廊下から期せずして女医さんの着替えが見えてしまうことがあり、フェロート(すいません)と声をかければ「いいのよ、たいして見る物なんてないのよ」なんて笑いながら返答されてしまう。あまりに堂々としているので、こちらが恥ずかしくなるのが恥ずかしい。

で、新人の女医さんは昨年第二子を出産。一年、産休をとり、職場復帰。今はだんなが育休で1年、二人の子どもの面倒を見る。いわゆるPappa ledig(パッパ レーディグ父親休暇)という。よって、彼女は出産と育児という大仕事をしたにもかかわらず、大きくキャリアを損なうことなく大学病院に復帰した。

子どもが小さいうちは病欠、看病での早退など、堂々と認められる。超過勤務はありえない。だから女医さんが一線の病院で勤務し続けられる。

医師といえども家族の時間を大事にしながら仕事ができる職場環境が保証されている。

どこの世界でも男性優位の忙しい科は内科、外科だが、ここでは女性も多い。産婦人科、小児科は50%以上が女医さん。女医さん抜きにして、スウェーデンの医療は成り立たない。

もう一人の同室の若い女医さんは3ヶ月前にアメリカはヘリコで有名なテキサスで研修、研究を終えてやってきた。

「なんで、アメリカで就職しなかったの?給料、けたちがいじゃん」と尋ねると、

「Det fanns inget liv. そこに人らしい暮らしはなかったわ。私は人間らしく生きたかった。お金はたくさんもらえても人間らしく家族と一緒に生活できなければ意味がないと思ったの。私には合わないとおもった。」

「でも、アメリカは時間外勤務を制限した法律があるはずだけど、機能してないの?」

「法律はあるけど、うやむやね。守られていないわ」「ふーん、やっぱりそうか。訴訟もうっとうしいしね。ハイリターンだけど、ハイリスクじゃ気も安まらないね。」

「そうそう、適度な仕事と給料、適度な暮らしが大事。ワークライフバランスが大事ね。」

日本の女医さんも臨床留学でこちらの暮らしを見られれば良いのだけれど。

こっちの暮らしはこんな感じ。ちなみに男性医師も、うれしそうに父親休暇をとり、1、2年育児を楽しむのも珍しくはない。街では昼間っからカフェで乳母車をゆすりながらビールを片手にパパの井戸端会議を良く目にする。

こんな「暮らしが一番」の国だけれども最近、ヨーロッパで最も堅調な経済と評価された。不思議でしょ?






Last updated  August 17, 2010 04:36:35 AM
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September 7, 2007
カテゴリ:医療
先日、腸管ステントの件について、お問い合わせをいただいた。

メーカーはM.I. tech。てっきりボストンかと思っていたら。なんと、韓国のメーカーだった。

医療機器の開発については完全に、日本は置いてきぼりだね。認可に手間ひま、費用がかかりすぎる上に、メーカーにとっても訴訟などの開発リスクが大きすぎるんだろうな。医療機器に関しては技術立国日本の影は薄い。オリンパス、フジノン頑張れ。

製薬業もどこまでもちこ耐えられるか?海外に主軸のある業者だけが生き残ることになるのかな?医療萎縮、緊縮財政による医療費削減政策はこんなところにも陰を落とす。他の先進国は愚かいくつかの発展途上国に比べても医療費抑制しすぎ。






Last updated  September 7, 2007 11:54:44 PM
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September 5, 2007
カテゴリ:医療
今日はボスが他病院に招かれ、午後から不在の中、小腸ステントの依頼が入る。患者は過去に進行大腸癌の既往があり、どうやら癌性腹膜炎による狭窄のようだ。

狭窄が2カ所あり、手間がかかる上に結構難しく、数日前にボスが途中であきらめたケースだったがなんとかした。サブイレウスでしばらく苦しんでおり、施行時間が2時間もかかったがうまく開通し、たいそう喜んでくれた。

それにしても腸管ステントは優れものである。するする入るし、腸管に追随する。まだ、日本でも認可される見込みは無いのだろうか?あれほど癌治療や緩和治療に関心が高まっているのだから、いい加減に認可しないと当局は突き上げられかねないと思うのだが。

一方で、なんとかしたいあまりに改造食道ステントで全ての癌性狭窄をしのいで来ている現状だが、昨今のヒステリックなまでの検察やマスコミ、世論を鑑みると、患者には気の毒と思いつつ、杓子定規に対応するしか無い。したがって、日本の現状では腸管ステントでしのげる癌末期の人のイレウスは、厳密にはイレウス管か開腹術しか選択の余地がない。そっちの方がよっぽど気の毒だと思うのだが、認められてない工夫をして少しでも不具合が生じた時に、患者家族に裏切られたら、後ろに手が回りかねない。そんな医者の追いつめられた現状は結局は医療の萎縮を招き、患者自身に不利益を招くことになる。

余談になるが、産科のひどい現状をみてみたらよい。このまま、通常医療行為の偶発症でマスコミが過剰に騒ぎ、逮捕が続くようなら次は小児科が不足し、次いで外科系、循環器系、次は内科か?生命に重要な科の医師が急性期病院から続々と逃げ出し、医師不足が顕著になって行くだろう。それでも厳罰主義を通すなら医師自体の志願者が減って行くのは目に見えている。

勤務がつらい上に通常医療の行為でも結果責任を問われ、生物の不確実性を理解もせずに逮捕されたりマスコミにさらされたりするリスクが高い上に、賃金が一流企業に比し、それほどでもないという現状を受験生が認識すれば、医師志願者がガタ減りになるだろう。それでも医師を充足しようとしたら、質の悪い学生が医師になっていく。そんな近未来が容易に予測される。

そこのところを患者側やマスコミ、検察当局および国はよく考えるべきだ。人間は生き物なんだから、マニュアル通りにすべてを型にはめれるはずが無いのが医療なのだから。






Last updated  September 6, 2007 04:53:29 AM
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