リセット
セットボタンは簡単には押せないと考えがちだが、小さなリセットボタンはいくらでも押せる。イヤイヤしていることも、心の持ちよう次第では有意義になものに変わる。そんなリセットボタンはいくらでも押せる。そして、受け身だけならキツくとも、自分で一歩前に踏み出せるならだいぶ景色も違ってくるはず。それ以上に重いと、そうもいかないこともある。でも例えば、祭りに出て昔の仲間と一心不乱に踊った後や、帰省をしてふるさとの風景を眺めて思い出したことがあった後や、昔聞いた音楽に触れてみた後。リセットボタンを押せる力が、自分のたどってきた道に意外と落ちているものだ。そして、そこからまた大きくも小さくも新しい道を、作っていけるものになっている。