朝のゴミ当番
今日はリサイクルゴミ収集の日です。当番なので向かいのオヤジと二人で見張りに立ちました。富士市のリサイクルのルールが厳しくなり、ルール違反者がいると引き取ってくれないため、他人のゴミに目を光らせることになる。さらに各ゴミ収集場所がきちんと見張られているか、区長をはじめ地区のお歴々が自転車で巡回している。私の集落のゴミ捨て場は、古い幹線道路にあって、これが国道の抜け道になっているのです。田舎道に外から車がどんどん入ってくる上に、ゴミを放り込んでいく輩が後を絶たない。市外の人も多く、市指定の袋ではないことが多く、後処理は地元の人間がやらざるを得ない。私の担当しているところが一番酷い状況なので、最後に全ての地区役員が集合してしまった。するとゴミ捨て場の隣の家から知らない男が出てきて、こんなところにゴミ捨て場があるのは困ると陳情を始めた。生ゴミの場所は移転したのにリサイクルゴミはそのままとは、あんた達の対応はおかしいとまくし立てている。実は生ゴミの捨て場は確かに別の所にあるが、先程の道路に面していてとても危なくて見張れない。だから生ゴミだけで精一杯。それに我が家の前で少し臭いけど、文句言ったことはないよ。しかしあんたは誰?どうやらその家の三男坊らしいのだが誰も知らなかった。そもそも老婦人の一人暮らしで地区の役員を飛ばしたばかり。そんなに文句があるのなら、地区の役員をすればどう?興奮してきたのか、そもそもゴミ捨て場の土地は自分のものだと言い出す始末。後からできた用水路と農道で分断されてしまったと文句を言っている。ただゴミ捨て場の共有は、そこの老婦人に了解済みのハズなんだが。そう言ったら母親に聞いてくるといって、それっきり出てこなかった。いっしょに当番に出ていた向かいのオヤジによると70年程前はここの小川(今の用水路)でよく遊んだと言っていた。と言うことはいつ分断されたのか?区長に聞くと、とおの昔に市のものになっているとのこと。結局、延々とゴミ収集場で、おじさん達の井戸端会議が続いた。昔は、ゴミ当番はお母さんの寄り合い場所だったのに、いまでは殺気だったオッサンが睨みをきかす場所になったらしい。