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酔眼教師の乱雑日記

バレンタインの由来


 バレンタイン・デーという名称は、西暦3世紀ごろのキリスト教の聖人「バレンタイン(イタリア語読みでバレンチノ)」に由来します。


 当時のローマ皇帝クラウディウス二世は、戦場へ赴く兵士達の戦意に支障をきたすとして、若者の結婚を禁じていました。そういった状況の中、司祭バレンタインは愛する人と結ばれない若者たちを哀れに思い、密かに結婚をさせていたのです。それを知った皇帝は激怒し、バレンタインにキリスト教から当時のローマ国教への改宗を迫りましたが、バレンタインがそれを受け入れなかったため投獄し、処刑してしまいます。その日こそが2月14日、現在のバレンタインデーであり、殉教したバレンタインは後に勢力を増したキリスト教会によって、聖人として認定されました。


 それから200年ほど後のこと。ローマの伝統的な祭として毎年2月14日に未婚の女性たちの名前が書かれたくじを集め、翌日に同じく未婚の男性たちがそのくじを引き、あたった女性と付き合うというものです。当時の教皇はこの祭りを風紀が乱れると快く思わず、キリスト教の聖人を奉る行事として行うように変えました。そして、200年前の同じ日に殉教した聖バレンタインをこの行事の守護聖人としたのです。


 現在では、キリスト教徒たちがカードや花束などを互いに贈り合う行事になっています。女性が男性にチョコレートを贈るというのは日本独自の習慣で、50年程前に東京のデパートで国内のチョコレート業者が行ったキャンペーンから来ており、今日のではすっかり定着して恒例の年中行事となりました。

 やっぱり、チョコレート・メーカーの陰謀に踊らされている、哀れな宗教心などない、日本人である(酔眼)






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