12.なぜ~ingの付け方が色々あるのか?

なぜ~ingの付け方にバリエーションがあるのか?

ア.ただingを付けるだけ(イ~エ以外のすべての動詞)

イ.語尾のeをとってingを付ける(発音しないeで終わっているもの)
  例 take → taking  live → living

ウ.最後の子音字を重ね書きしてingを付ける(便宜上,最後の3文字が子音・母音・子音のときとしておく)  
  例 sit → sitting swim → swimming


これでは面白くも何ともない。なぜ,~ingの付け方にバリエーションがあるのか?

ジツは,発音と密接な関係があるのだ


イ.eをとってingを付ける理由

そのままingを付けると,本来発音されない語尾のeを発音せざるをえなくなってしまう。それを防ぐためだ。

もし,takeにそのままingをつけて,takeingとでもしようものなら,「ei」を「イー」と発音し,「ターング」になってしまうだろう。「イキング」とは発音はおろか,強勢(強く発音する部分)まで変わってしまう。


ウ.最後の子音字を重ね書きしてingを付ける理由

子音・母音・子音で終わっているとき,真ん中の母音は「短母音」(ア行の音1つ分)である。ところが,sitingとすると,sitの 「i」 は「イ」 (短母音)ではなく,「アイ」(二重母音)に変化し,「サイティング」になってしまうだろう。


このように,そのままingを付けると,動詞オリジナルの発音+「イング」が維持できない場合は,スペルをいじってでも発音を守る。これが,~ingの付け方にバリエーションが生じる理由である。



ところで,この質問を掲示板に寄せてくれた「かめちゃん」君の英語教師,「runnningはなぜ重ねるんですか?」と聞いても,「あとで…」とか言ってごまかし,結局は答えなかったそうだ。

教師が答えられないなら,それはそれで仕方がない。

でもさ,何で素直に「わからない」って言えねーんだよ! 教師にだって知らないことはあるんだ。そんなの当たり前じゃないか! それを,「後で…」とか言ってごまかすなんて,サイテーだぜ! 

教師って,ミョーにプライドだけは高いヤツが揃っているから,こーゆーことになるんだろーね。せめて,ごまかした「後で」,「なんでnを重ねてingをつけるんだろう」って考えろよ! オレだって,必死に考えて,ようやく上の理論にたどりついたんだから。

なお,このアフォ教師は,How are you? に「元気でない」って英語で答えたら,「正しく言え」と怒ったんだそうだ。最悪ヤローだね。

かめちゃん,こんなヤツに当たって大変だろうが,がんばれよ!!


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