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ガラスの日記 ~名門門田塾

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2007年09月30日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
■心を暖める座布団■

 しなの鉄道の大屋駅。明治29(1896)年に開業した際の旧国
鉄時代の木造駅舎がそのまま使われている。その待合室の3つ
のベンチに久留米絣(かすり)の座布団12枚が敷いてある。

 座布団は25年前に始めて置かれた。駅員もだれが置いていっ
てくれたか、知らなかった。翌年の夏、ある女性が座布団を洗
濯のために回収に来て、初めて真相が判明した。駅前で写真館
を営んでいる女性で、冬の夜、冷たい風の吹き込む駅舎に「せ
めて座布団を」と置いたのが始まりだった。

 大家族だった家には当時、使わなくなった布団がたくさんあっ
た。仕事の合間を使って、その布団の綿を、これまた着なくなっ
た久留米絣の着物の布地に入れて、座布団を作った。

 大屋の駅や町、空気が好き。古くて素朴な大屋駅には、
絣がよく似合うと思いました。

 女性は70歳になった今も、年一回の座布団の洗濯と補修を
続けている。今年も座布団を持って行くと、観光客の男性が
「こんな所に住みたいな」とつぶやいた。嬉しかった。

 そこに気持ちを置かせてもらっているだけ。どうってこ
とない。大屋に来て心が休まればいい。

 高校一年の男子生徒は「毎日使うけど、知らなかった。感謝
しないといけませんね」 駅員の山辺真一さん(56)も「木
のいすじゃ冷たくて座れない。今ではあって当たり前になった
けど、ありがたいことです」[1,p96]

 この女性は、新聞記事でも名を明かしていない。


日本新聞協会『心がぽかぽかするニュース』★★、文藝春秋より






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最終更新日  2012年04月08日 02時09分34秒
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