作文
今日は朝から新作の『孵化』~虹ヤモリ~をせっせと描いてますが、ダレて休憩ここで少し心の内を・・・僕の本当に描きたい絵はやっぱり感情のおもむくまま、先入観に捕らわれない、子供が描くような絵。塗り直しもなし、細かい処理もなし、ただ純粋に楽しんで、色んな事をして段ボールや広告の裏などに描きたい時に好きなだけ描く。だから僕は心に“引っかかり”が出来ると板や段ボールにこう言った絵を描いて自分を満足させリハビリさせる作業をする。今は何か引っかかってる時だが単純な性格なのですぐにスッキリすると思う。昨日はひたすらコピー用紙に落書きをしていたがまだ物足りない・・・。早くモチベーションを上げたい。 今僕は作家という以上『売れる絵=人が買ってくれる絵』を描かなくてはならない。ほんの少しだけ制限はあるがある程度は自由に描かせてもらっているので周りの環境へは満足している。しかし韓国では“鯨の作品はもう残ってないのか?”との声も多数聞かれ、それだけ評価されウケるなら描きたくなくても鯨を題材に描かなくてはならない時もある。 昔から追い込まれないと力を発揮できない自分が腹立たしい。時間があると制作ペースが遅くなるし集中力が少し低下するのだ。僕の画力は世界の一線級に比べまだまだ丁稚レベルだけど創造力、色彩、感受性は譲れないものがある。そんなところを評価して下さって声を掛けてくれてくれたギャラリー関係者へは感謝の心でいっぱいだ。また期待を「裏切りたくない」という事が良いプレッシャーにもなっているし、自分なりのプライドもあるので今までたくさんの美術関係者に作品を見てもらってそれなりの評価をもらっている。少しは自信がついたが、『それなり』じゃもっと上へは行けないので、もっともっと絵を描いてレベルアップしていくしかない。 最近の画風はだいたい固まって来た。筆も早い方だ。けれども今の“追い込まれ型”ではいつかパンクしてしまうとも言われたので、ある程度の1日の時間割や計画を保ち、常時安定した状態を持続する事が大事だとわかっている。ても、なかなかそこから抜け出せない・・・(笑)。最近脳が疲れているのかずっと何かがひっかかる・・・。 今の僕には万人の度肝を抜くような作品を創りだす“何か”が欠けている。それを見つけ出し早く挑戦もしたい。色々あるけど僕は死ぬまで絵を描いていると自負出来るくらい絵が好きだ。