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2020.12.20
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カテゴリ:イベント
最終更新日
2021.02.21 20:47:36
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2021.02.17
テーマ:山頭火の句が好きな方(95)
カテゴリ:秋山巌・木版画作品
![]() 秋山巌の小さな美術館 ギャラリーMami の町田珠実です 恋のふくらうの冴えかへるかな 山頭火 秋山巌「恋のふくろう」1997年 昭和9年2月14日 其中日記より 二月十四日 今日は旧のお正月です、お寺の鐘が鳴ります、餅を貰ひに行きましよか、さうらうとして鉢の子をさゝげて。 どうも憂欝だ、無理に一杯ひつかけたら、より憂欝になつた、年はとりたくないものだとつく/″\思ふ。 畑仕事を少々やつてみたが、ます/\憂欝になる、読書すればいよ/\憂欝だ。 春風よ、吹きだしてくれ、私は鉢の子一つに身心を托して出かけやう、へう/\として歩かなければ、ほんたうの山頭火ではないのだ! 旧暦のお正月だといふのに、百姓は田を耕やしたり、畑を打つたり、洗濯をしたり、大根を刻んだりしてゐる、こゝにも農村窮乏の色が見えるといへるだらう。 思ひがけなく、東京の修君からたよりがあつた、彼も私とおなじく落伍者、劣敗者の一人だ、そして妻君にこづかれてゐる良人だ、幸にして彼にはまだ多少の資産が残つてをり、孝行な息子があり、世才がないこともないので、東京で親子水入らずの、そして時々はうるさいこともある生活をつゞけてゐるらしい、修君よ、山の神にさわるなかれ、さわらぬ神にたたりなしといふではありませんか! 夕、樹明君に招かれて宿直室へ出かける、うまい酒うまい飯だつた、そのまゝ泊る、あたゝかい寝床だつた。 ・寒ン空のからりと晴れて柿の木 ・ふくらうがふくらうに月は冴えかへる ・よつぴて啼いてふくらうの月 ・冴えかへる月のふくらうとわたくし ・恋のふくらうの冴えかへるかな #秋山巌 #akiyamaiwao #山頭火 #santoka #owl
最終更新日
2021.02.17 12:40:03
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2021.02.14
テーマ:山頭火の句が好きな方(95)
カテゴリ:秋山巌・木版画作品
秋山巌の小さな美術館 ギャラリーMami の町田珠実です。
最終更新日
2021.02.17 12:01:16
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2021.02.02
テーマ:山頭火の句が好きな方(95)
カテゴリ:秋山巌・木版画作品
![]() 秋山巌の小さな美術館 ギャラリーMami の町田珠実です。 生死の中の雪ふりしきる 山頭火 秋山巌「雪ふりしきる」1992年 大正15年の句 草木塔 鉢の子 より 大正十四年二月、いよいよ出家得度して、肥後の片田舎なる味取観音堂守となつたが、それはまことに山林独住の、しづかといへばしづかな、さびしいと思へばさびしい生活であつた。 松はみな枝垂れて南無観世音 松風に明け暮れの鐘撞いて ひさしぶりに掃く垣根の花が咲いてゐる 大正十五年四月、解くすべもない惑ひを背負うて、行乞流転の旅に出た。 分け入つても分け入つても青い山 しとどに濡れてこれは道しるべの石 炎天をいただいて乞ひ歩く 放哉居士の作に和して 鴉啼いてわたしも一人 生を明らめ死を明らむるは仏家一大事の因縁なり(修証義) 生死の中の雪ふりしきる 木の葉散る歩きつめる
最終更新日
2021.02.02 20:08:30
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2021.02.01
テーマ:山頭火の句が好きな方(95)
カテゴリ:秋山巌・木版画作品
※「霽」「雨(あめかんむり)」の下に「齊」
最終更新日
2021.02.02 19:56:43
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2021.01.27
テーマ:山頭火の句が好きな方(95)
カテゴリ:秋山巌・木版画作品
秋山巌の小さな美術館 ギャラリーMami の町田珠実です。
最終更新日
2021.02.07 05:22:01
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テーマ:山頭火の句が好きな方(95)
カテゴリ:秋山巌・木版画作品
![]() 秋山巌の小さな美術館 ギャラリーMami の町田珠実です。 大きな雪がふりだして一人 山頭火 秋山巌「大きな雪」1999年 昭和8年1月27日の句 其中日記より 「--炬燵といふものは日本趣味的で、興あるものであるが、とかくなまけものにさせられて困る、あつて困る方が、なくて困る場合よりも多い、--」 確かにそうですね! #秋山巌 #akiyamaiwao #山頭火 #santoka
最終更新日
2021.02.02 19:32:07
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テーマ:山頭火の句が好きな方(95)
カテゴリ:秋山巌・木版画作品
最終更新日
2021.01.31 18:21:39
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2021.01.24
テーマ:山頭火の句が好きな方(95)
カテゴリ:秋山巌・木版画作品
![]() 秋山巌の小さな美術館 ギャラリーMami の町田珠実です。 朝凪の島を二つおく(呼子港) 山頭火 昭和7年1月24日の句 秋山巌「朝凪の島」1985年 山頭火の日記には、「呼子町の対岸には遊女屋が十余軒、片島にも四五軒あつた、しかし佐用姫の情熱を持つたやうな彼女は見当らなかつた!」とあります。 遊郭があったのですね。 以下、昭和7年1月24日の山頭火日記、ご参考に。 早く起きる、何となく楽しい日だ、八時ポツポ船で名護屋へ渡る、すぐ名 ――遊覧地じみてゐないのがよい、石垣ばかり枯草ばかり松ばかり、外に何も残つてゐないのがよい、たゞ見る丘陵の起伏だ、そして一石一瓦こと/″\く太閤秀吉を思はせる、さすがに規模は太閤らしい、茶店――太閤茶屋――たゞ一軒の――老人がいろ/\と説明してくれる、一ノ丸、二ノ丸、三ノ丸、大手搦手、等々々、外濠は海、内濠は埋つてゐる、本丸の記念碑(それは自然石で東郷元帥の筆)がふさはしい、天主台は十五間、その上に立つて、玄海を見遙かして、秀吉の心は波打つたゞらう、その傍にシヤンがつゝましく控へてゐたかも知れない。 後方の山々には日本諸国の諸大名がそれ/″\陣取つて日本魂を発露したゞらう。 私は玄海のかゞやきの中に豊太閤の姿を見た。 桑田変じて 茶店の老人があまり深切に説明してくれるので、とう/\絵葉書一組買はないではすまないやうになつた。 大きな松が枯れてゐる、桜が一本、藤が一株。 観月の場所としては随一だらう。 こゝでまた、いつもの癖で水を飲んだ。 城あと、茨の実が赤い 二時間ばかり漁村行乞、ありがたいこともあり、ありがたくないこともあつた。・ゆつくり尿して城あと枯草 十二時近くなつてまた発動機船で片島へ渡る、一時間ほど行乞、蘭竹の海岸づたひに田島神社へ参拝する、こゝに松浦佐用姫の望夫石がある、祠堂を作つて、お初穂をあげなければ見せないと宮司がいふ、それだけの余裕もないし、またその石に回向して、石が姫に立ちかへつても困るので堂の前で心経読誦、そのまゝ渡し場へ急いだ、こゝでも水を飲むことは忘れなかつた。 呼子へ渡されたのは二時、あまり早かつたので、そして今日は出費が多かつたので――渡銭三回で三十銭、外に久し振りにバツト七銭、判をいたゞいてお賽銭五銭など――一時間行乞、宿に帰つて、また洗濯、また一杯、宿のおかみさんが好意を持つてくれて鰯の刺身一皿喜捨してくれた、私も子供に一銭二銭三銭喜捨してやつた。 鰯といへば、名護屋でも片島でもたくさんの収穫があつた、女が七八人並んで網から外しては後へ投げる、どこも鰯、鰯臭かつた。 呼子町の対岸には遊女屋が十余軒、片島にも四五軒あつた、しかし佐用姫の情熱を持つたやうな彼女は見当らなかつた! 石になるより銭になる、石になれ、銭になれ、なりきれ。 名物松浦漬(鯨骨の粕漬)そして佐用姫漬(福神漬)、島へ小鳥を持つて帰る人、島の遊女を買ふ人。 蒲鉾はようござんすか、と少年がいつた、いつぞや、お魚はいりませんか、と女がいつたのと好一対の傑作だ。 ・朝凪の島を二つおく(呼子港) □ ・ほろりとぬけた歯ではある(再録) □ ・黒髪の長さを潮風にまかし この宿の娘については一つのロマンスがある、おばあさんが、わざわざ、二階の私に燠を持つてきてくれて話した。――(×印へ) 同宿のテキヤさん、トギヤさん、なか/\の話上手だ、いろ/\話してゐるうちに、猥談やら政治談やら、なか/\面白かつた、殊にオツトセイのエロ話はおかしかつた。 自動車は、乗らないものには外道車、火鉢に火がないならば灰鉢。……
最終更新日
2021.01.27 15:19:47
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2021.01.19
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ノエビア銀座ギャラリーさんよりご案内が届いておりますのでご紹介します。 時間:午前9時~午後5時30分 会場:ノエビア銀座ギャラリー 1911年頃、シベリア鉄道との連絡により南満州鉄道が国際線化し、日本に外国人観光客が訪れるようになります。1930年、鉄道省に国際観光局が創設され、観光ポスターやグラフ雑誌などを通じて、「美しい日本」をアピールし、外国人を積極的に誘致しました。1930年代中頃には、外国人観光客は4万人を超えたといいます。本展では、当時のポスターや貴重な資料を展示し、戦前のツーリズムを振り返ります。 コロナ禍 注意事項ご確認の上ご覧ください。
最終更新日
2021.01.19 14:46:34
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