カテゴリ:ナースの職場
学生達は、私と面接するので緊張している様子が伺えます。 まるで裁判の判決を聞く被告のように緊張気味しているのがわかるので、そんなに怖いかしらと1人苦笑いする私なのですが・・・ 私はまずこうきり出すのです。 「この実習で、出来たって思えることはなんですか?」 すると、ほとんどの学生は、一瞬困った表情をし、しばらく考えて、ひとつ小さな出来事を言ってくれる。 「他には?」と聞くと、「ありません」とか、「出来たことですかぁ?」とくる。 出来なかったと思うことを聞くと、あっという間にたくさん言ってくれるのです。 私の教え方間違ってるかなぁ?ちょっと考えちゃいました。そんなに自信なくすような教え方はしてないと思ってるのですが、どうなんでしょう? まあ、すべて完璧!なんてことはないと思うし、自分でもっとやれたのにっていう気持ちがあるから、出来なかったことが思い浮かぶんだろうからいいのだろうけれど、でも、もっと自分のこと認めることを教えなくっちゃと思ってしまったのです。 今日、バスに乗っているときに考えました。 毎日学校なり実習なり、そして、仕事なり終わったときに、「今日出来たこと」を自分で自分に問うてみてはどうでしょうか? 何でもいいのです。昨日できなかったことで、今日少しでも進歩したこと。忘れていたことを思い出したこと、思いもかけずに褒められたこと・・・小さなメモにでも書いておくと、それが少しずつ溜まっていく。小さな自信は、段々大きな自信に繋がらないかな? 早期離職についても、新人さんたちは、自信をなくして辞めてしまう人が多いと聞きます。辞める時には自分が出来たことなんて全く思いつかなくなっているかもしれません。だからこそ、毎日少しずつ自分を褒めてあげること必要じゃないのかな。もちろん、今日出来なかったことも書いておく。ただし、たくさん書くのではなく、明日乗り越えられそうなことを課題としてあげるっていうのはどう? そう思う今日この頃です。 教える方も、そうやって声をかけてあげること、やってみてはどうでしょうか? お互いが気持ちいいかもしれませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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