ごきげん読書生活

風邪をひきました。動くとむかむかします。
母の風邪が移ったようです。
頭が回らず，何かとつまずき，いらいらする。

原因は，なれない家事をがんばりすぎたことか，はたまたブログ開設に伴う知恵熱か？

音楽でも聴こうと思って買ってきた平井堅のＣＤ，かからない。
中古だからって，おまー，品質おまけしてもらえると思ったら，おーまちがいじゃけんのー。責任者でてこい(-_-〆）機嫌も，がらも悪くなる…

ちっともごきげん生活じゃないやん。
…こんなときは，あわてない，あわてない，ひとやすみ，ひとやすみ
↓
↓ぽくぽくぽくぽく（色彩心理学の本によると，体調が悪いときには紫色をもとめるそうです。）↓
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↓
フッカーツ！
一寝入りして，頭少し冷えました。

本題です。
体調が悪いとき，なんとなくいらいらしているとき，読みたくなる定番の本ってないですか？

私の場合，シチュエーションによって，多少変わるんですけどね，

定番は動物もの。
文句なしに和みます。
でれでれになります。

「かわいい！」（シンラ編集部　新潮ＯＨ！文庫　本体５６２円税別）
　


ほんとかわいい。
表紙のオコジョ。
つぶらな邪気のない黒い瞳。かわいすぎる。

「エゾリスの足で掻き掻き，ああ，気持ちいい」
いやあ，人間が耳掃除してもらってるときとか，こんな顔してるんだと思う。
いっちゃってます。かわいすぎる。
一枚一枚の写真につけられたキャプションが，まさにぴったりで，つい笑ってしまいます。
動物写真は，根気が勝負。何千枚と撮った中から選び抜いたであろう珠玉の作品だけに，カメラマンの，編者の，その動物に対する想いと愛情が凝縮しているのでしょう。

いま，千葉県鴨川市の東条海岸に，ゴマフアザラシの「かもちゃん」が三年連続できているそうです。連日，見物客が絶えないとか。みんなかわいい動物大好きですよね。その人気を知ってか知らずか，本人はいたってマイペース。
そういや，「タマちゃん」はどこに行ってしまったんでしょね。

ゴマフアザラシといえば，「少年アシベ」にでてきた「ゴマちゃん」が有名でしたね。主人公のアシベとの仲良しぶりがうらやましくて，自分もゴマフアザラシ飼いたいなと思ってましたっけ。


次の癒し本は，人によっては聞いただけで，「ええええーっ」と拒否反応を示しそうな，は虫類の本です。

でも，先入観捨ててみてみて，笑えるよ。かわいすぎて，これであなたも，とりこになることまちがいなし。


「こっち　みんなよ」（千石正一　集英社）

帯のキャッチと，カメの表情みて，即買いした本です。
いまはでてるかどうか知らんけど，かつてＴＢＳテレビの「動物奇想天外」にでてた千石正一先生が撮影した，は虫類，両生類の写真「会話」集です。

わたしは，イグアナがすごく気に入ってる。もちろんカエルは大大大好き！！

は虫類・両生類好きの人って，昔は隠れキリシタン状態だったけど，ブームがきて，飼う人が増えたから，社会的に市民権を得ましたね。
その一方で，ブームにあおられて飼い始めた人が，飼いきれなくなり，あちこちにペットを捨てているというニュース，よく聞きます。悲しいことです。
捨てワニ，捨てヘビ，捨てイグアナ，捨てトカゲ…

先だっては，管理が充分でなくて，飼育している場所から逃げ出して迷子になってしまったサンショウウオとか，ニシキヘビとかもいましたね。
（サンショウウオは，飼い主がみつかり，おうちに帰れましたけど，ヘビどうなったのかな？）
↓
迷子になったサンショウウオくん。手がかわいい！！

イヌやネコなら拾ってもらえる可能性もあるけど，は虫類はむずかしいかなあ。わたしなら拾うけど，母親に拒否されてしまうわな。

とにかく，人間の自己都合で元々のすみかからつれてこられたあげく，捨てられちゃうなんてひどすぎる，責任者でてこーーーい！！（怒）
今朝のニュースで，珍しいワニを１０万円で仕入れ，３７万円で売ったというペット業者が起訴されたニュースをやってました。おいしすぎる商売だ。
ワシントン条約バリバリやぶってんのは，日本人だからね，恥，恥，恥＆怒，怒，怒。


いかん，和むのが目的でした。

結局，生き物の姿を見て，いろいろに解釈して楽しむのは，人間の都合とエゴ。異常なほどのペットブームも，癒されたい，疲れた人々が多い現代日本ならではの現象なんですかね。よくわかりません。
人間と生き物がうまくつきあっていくのには，いろいろなことを考えていかなくてはならないですね。テーマが大きすぎて，ここでは語り切れません。いずれまた。

とにかく『かわいいもんは』は『かわいい』！

「そんなの知るか，文句あっか？」
ガンを飛ばし，「こっちみんなよ！」と，カメがいっております。