ゲームブック日誌

2009/04/11(土)08:03

市販シナリオは楽しい

TRPG(99)

コンベンションとかキャンペーンではこれまで自作シナリオを中心に作ってきた私です。自作のよさというのは、作った人だけがわかる取り回しの良さなどがあるわけで、他の人が使った場合には微妙だったりすることがあります。例えば…そこで語らなければならない内容に関して己が演じる分には判るからと省略したり…ですね。流石にあらゆることを全て書くわけには行きません。ダンジョンに行かずに冒険者が都市内にとどまった場合のイベントを用意してみるとか、戦争を未然に引き止めてしまった場合の宮廷内部の陰謀シナリオとかは…まぁ、怒ってみてから出ないと判らないし、いざ当たってシナリオを作ってない場合には困るかアドリブかぶっちゃけるか…後は以降次回に続く…とかしかない訳です。 市販シナリオですと、通常は余程大雑把なシナリオで無い限りは、色々細かく書いております。データとかルートとか導入方法だとか。特にありがたいのはルールが複雑なTRPGによるデータ部分の補足と、イザと言う時に書かれている導入方法。データに関しては、自作する場合には一々ルールを作成しなければなりませんので、一部のゲームでは大変です。これが市販シナリオであれば…D&Dならモンスターマニュアル系が無くてもプレイできるかもしれないデスしね(笑)。 ブルーフォレスト物語のキャンペーンシナリオのように、ろくにデータが無いシナリオもありました。これは大雑把なシナリオの大枠のみが書かれており、データ部分に関してはNPCのクラスとレベル程度のモノで、どんな敵が出るかとか、どんなレベルでどんなクラスとかで遊ぶとかの部分は…割と大らかなものでした。いざ遊ぶとなると自作する部分が当然出てくるわけです。当時は目新しく、データ部分を好みに作れるかもなぁなんて思っていたのですが、実際にやってみると…いくら軽めのシステムだからといっても面倒でした。やはり、いざ遊ぶ時用にデータが揃っている方がノーマルなのでしょう。 D&Dは老舗だけあり、シナリオは沢山出ていたTRPGです。新和版の頃は把握できないくらい発売されました。3版、3.5版では総数こそ減ったものの遊びやすい作品が登場しています。国選ゲームにも見られるのですが、あるイベントに辿り着いた場合に読み上げる文章や、冒険者が違うルートを辿ろうとしたときのフォロー、不定期遭遇する敵の情報、イメージを高めるための背景イラストや、カラーのキャラクターのイラスト等豪華なものも見られます。個人的には昔のモノよりも遥かに遊びやすくなって好感度を感じます。 シナリオとかはTRPGとしてはマスターしか購入しないもので、そのためか薄くて高いのが多いように思われます。ソードワールドでは文庫で発売されていて読み概もあるのですが、ああいうのは例外的であり、最近の傾向はやはり高めです(笑)。赤い手は滅びのしるしなんて5000円超えしていますし…全編カラーでよいシナリオですといわれても…高い印象は残りますよね。

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