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カテゴリ:ゲームブックリプレイ
僕の名はマイヤ。カイ修道院の修道僧・カイ戦士の見習いだ。僕のすんでいるソマーランド北部では武家の子供はカイ修道院に預けられ、武術や様々な特殊な力を学んでいるんだ。僕は入りたての一少年に過ぎなかった。ついさっきまでは。
祝祭日の朝、僕が水汲みに出かけていると、突如黒い翼の無数の獣がカイ修道院に襲撃をかけてきたのを遠目に発見した。それは昔ソマーランドが戦ってきたことのあるダークロード軍。連中は空を覆い尽くさんばかりの勢いで、修道院に飛んでいってしまった。僕は追いかけようとして…何かに躓いてバランスを崩して…。 それに気づいた後どうしていたのかは記憶が無い。次に記憶があったのは、呆然とカイ修道院が燃えているのを見たときだった。殆ど燃え尽きようとしている中で、生き残ったのは…僕だけだった。 そう、僕はたった一人のカイ戦士、ローンウルフとなったんだ。早く、このことをソマーランドの王様の元に知らせに行かなくては…僕の危険な冒険が始まろうとしている。 まずは僕の戦闘力を調べなければならない。戦闘力点は(乱数表)…14。低めだけれども見習いだったから仕方ないか。体力点は(乱数表)…25だ。多分平均的。 僕はカイ戦士として色々な戦闘能力を学ぼうとしていた。「カイの教え」は様々な特殊な能力で僕の冒険に確実に役に立ってくれるだろう。これは複数用意されているのだけれども…現在の僕が仕えるカイの教えは2つ…何を選べばいいのだろうか。 僕が学んできたのは、鋭く危険に気付く「第六感」と、自然治癒能力が高くなる「回復術」だ。回復術は非戦闘パラグラフで体力点の回復を行うことが出来る。戦闘能力を高めた方がいい気もしたけれども…僕はあまり武術は得意ではなかった…ということにしておく。 装備品は修道院の廃墟で見つけた斧と、一回分の食料、それを入れるためのナップザックだ。金貨は乱数表を振って決めるんだけれども…1枚だけ持っていた。 また廃墟からは、ソマーランドの地図を見つけることができた。これがあれば何とか王都を目指すことが出来る…といいなぁ。 後、乱数表次第なのだけれども、一つ品物を廃墟から発見して持っていける…6番の回復薬だ。これがあれば体力点を4だけ回復できるというものだ。僕の場合、体力点は「回復術」の効果で非戦闘パラグラフで徐々に回復させることが出来る。でも大きい傷を受けたとき等、時間に余裕が無いときには役に立ってくれるかもしれない。 続きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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