運命のくノ一 かすみ　　クイーンズゲイト　その2

古い話で恐縮ですがDOA2において霞を使用して戦った印象としては技が身軽で多彩な業の持ち主でした。３Dポリゴン系のキャラクターの流行らしく手から光線を出したりとかは無く、あくまで地味といえば地味な技が多いキャラクターでした。その中でも相手の上に逆立ちして蹴りを入れたりトリッキーな外見の技が印象的なキャラクターで、まぁ忍者というのとは少し違うような感じはしましたけれど、魅力的な印象でした。 ということで、本書のかすみも多彩な技が沢山あるんだろう…と思いきや。 実はあんまり技数が多いキャラクターではありません。 まずオレンジ超強打に当たる24攻撃が存在していません。大振りな印象の最強攻撃だったりすることが多い24攻撃ですが、これが無いということはかすみの攻撃力が少なめという印象が強くなります。まぁ手数で戦うキャラクターなのか。 一応必殺技に当たるのは…バレーボール攻撃辺りなのでしょうか。これは遠距離でも近距離でも使用することができます。問題なのは修正値が0であるために攻撃力を伸ばすという事ができない事です。とはいえ行動が成功して点数が表示されたページだった場合にはダメージに+3できるというので決して弱い訳ではありません…が、クリティカルを狙う事はできないわけですね…まぁバレーボールだからなぁ。 攻撃面だけを見るとかすみは非常に寂しいものがあります。格闘キャラクターだけあってキックやワイルドスイングに+2をもっていたりしますが…これってそう使うものではありません。かすみは大体の攻撃が0かそれ以下です。プラスを持つ項目は近距離で6、遠距離で１つ。しかも+３以上の修正値はありません(驚)。つまりですね、最高に成長させなければクリティカルを狙う事はできない訳です。 何と言うか、これほど修正値が寂しいキャラクターはイルマ以来です(笑)。イルマは修正値の合計を見ても+13とこれまで最低クラスでした。かすみは…１点だけ勝っていますよ…バンザーイバンザーイ(涙)。つまりかすみを使用した場合には、成長するというゲームの楽しみはあんまりありません…そこまで遊ぶことは現実的では無いでしょうが早々に成長の限界が来て後は体力を伸ばすしかなくなります。 一方で防御となりますと…イラスト面からは布地が頑張っていました(余計な方向性で)。 ならば防護が堅いかも…と思いきやそんなわけはありません。体力は12と平均的ではあるでしょうけれど、受けるダメージはかなりバカにならないものです。足が4ボディが5、頭は7とまともに喰らった場合、二発でゲームオーバーに至ります。ノックダウンで1も微妙に痛いような気がしますが…どうでしょう。 さらにさらに、昨今のキャラクターがもっていた後ろへ跳ぶでの体力回復はこのキャラクターは持っていません…あれれ、何だか目から水が出てきたような…。 このように表面的なスペックを見る限りではかすみの戦闘能力は最低クラスに思えます…いや、本当に。イラスト面の話に戻りますが、DOA2の霞はトリッキーな技を結構駆使するように思っていたのですが、作中でのかすみは…意外と地味です。派手な効果を発揮する技といえば、バレーボール攻撃と桜纏い程度であり、あの変わった投げ技等はこの作品では見られません。スペック的にも何だか地味な印象…。 ただ、例えばエリナのように回避力が高いという本の方に依存した性能はある可能性が高そうです。前述した桜纏いは遠距離行動ですが、大体の攻撃を避けて成功させる事が出来ます(どれに負けるかとかは書きませんよ)。また跳びずさるという近距離行動もリスクが少なそうに思えます。確認したところ大体成功しますし、失敗してもすっころんだリスクは…直撃を受けるよりはナンボかましでしょう。身をかわすを成功させると+2のダメージが増えますから、トリッキーな動きで翻弄する戦い方を求められるかも。 恐らくかすみは表面的には地味ながら、回避能力には優れたキャラクターといえるのではないでしょうか。私は対戦相手に恵まれていないのでこの辺りは実証できません。誰か遊んでいる方の情報などありましたらお聞かせください。上ではスペック最低なのでは見たいに書きましたが、戦ったら強いキャラクターかもしれませんので。 最後にかすみを使用して対戦させたら面白そうなキャラクターは…クイーンズブレイドでは牙の暗殺者イルマを挙げさせていただきます。いや単に修正値の合計が低いもの同士という対決なだけなんですけれど…あ、兄がらみで比較的シリアスな追っかけをしているのも共通点か(笑)。 ゲイトでは不知火舞が対戦させたら面白そうです。共に忍者であり、同じ対戦格闘ゲームの有名人同士で公式では戦った事はありません。共に事務所に守られている(笑)同士、何となく同人系よりもおとなしい印象の両者の戦いは面白いかもしれませんよ。