2005/08/03(水)15:35
五等星の詩
行くあて無き宝探しの旅
何か行く先に見えるか?
しかしその答え返らず
存在の有無を言わさぬ
我此処にあらず
旅此処にありし
理由無き歩き旅
何か夜空から宝を探そうとするが
映えるのは輝く星ばかり
その中にあるような気がする
――存在のぬくもりを手に取ってみたい
光らざるそれは五等星
此処にあるのか 無いのか 光っているのか光っていないのか
ただあるような気がするという希望
なにも見えない道標
証拠など何処にもない だがなにかこの歩き旅に理由さえ感じ取れた
ああ分かった
きっとその理由こそが我なのだろう――
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24作目。夏詩では5作目になる、“あてのない旅”の詩。
第1連4行目とか色々、よく解らない部分がありますが、そこは宛がないということで。
第4連4行目の“道標”はドウヒョウと読みます。
後に掲載する“道標の詩”はみちしるべと読むのですが、
それと違う音読みのカッコよさを強調・・したつもりです。