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カテゴリ:生活
「ポーラー・エクスプレス」もこれから見るんですが、とりあえずあるところにはウンチクが書かれていました。 「サンタクロース」の誕生のひみつ サンタクロースには、そのモデルになった人物がいました。彼の名は聖ニコラス。4世紀に小アジア(現トルコ)の司祭でした。彼は、さまざまな奇跡で貧しい人々を助けたと言われています。例えば有名なエピソードの一つに、こんなお話があります。 財産を失い身売りをしなければならなくなった娘を、聖ニコラスは助けようとして、彼女が暖炉に干してあった靴下に金貨を入れました。そのおかげで彼女は、幸せな結婚をすることができたそうです。 そんな偉大な聖ニコラスの功績を称え、ヨーロッパでは12月6日を「聖ニコラスの日」とし、その前夜に子供に贈り物をする習慣があります。オランダでは聖ニコラスをジンタ・クロースと呼び、13世紀頃から「ジンタ・クロース祭」を祝いました。 そして17世紀になり、アメリカに植民したオランダ人が、現在のニューヨークでこの「ジンタ・クロース祭」を行い、「ジンタ・クロース」がアメリカ風になまって(?)“サンタクロース”と呼ばれ始めました。 こうして、サンタクロースは現在に語り継がれているのです。 サンタクロースはどこに住んでいるの? サンタクロースは、現在はフィンランドのラップランドにある耳山 (Korvatunturi)に、トナカイ達と一緒に住んでいます。でも、サンタクロースはずっとここに住んでいるのではありません。 以前、サンタクロースは北極に住んでいる、と言われていました。寒いところからやってくる、というイメージに北極がぴったりだったんですね。しかし、ある時一人の女の子が尋ねました。「北極には草が生えないのに、トナカイは何を食べてるの?」。大人達はそれに答えることが出来ませんでした。 そして1925年に、アメリカの新聞でこんな発表がされたのです。 「草を食べるトナカイが、草のない北極に住んでいるはずはない。その通り! だって、サンタクロースは北極じゃなくて、フィンランドのラップランドに住んでいるんだから!」 さらに1927年に、フィンランドのあるラジオ放送でこんなメッセージが流れました。 「ファーザー・クリスマスは、ラップランドの耳山に住んでるんだよ。どうしてそうかって言えば、その耳で世界中の子供たちの願いを聞くためさ!」 こうして、サンタクロースのおうちはフィンランドのラップランドにある耳山になったのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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