2006/07/18(火)09:39
死に花
原作者:太田蘭三
監督:犬童一心
出演者:山崎努 、青島幸男 、谷啓 、宇津井健 、長門勇 、藤岡琢也 、星野真理、松原智恵子、森繁久彌
作品紹介
亡き友が遺した、『死に花』と銘打たれた“17億円強盗計画”に挑む老人達の姿を描いたドラマ。太田蘭三による同名小説を「ジョゼと虎と魚たち」のヒットが記憶に新しい犬童一心監督が映像化。
キャストに山崎努、青島幸男、谷啓、長門勇らのベテラン俳優陣を迎え、その背景に高齢化社会の問題点を啓示しつつ、破天荒な物語を明るく、ユーモラスに描いていく。
東京郊外にある高級老人ホームで悠々自適な毎日を送っていた菊島(山崎)ら元気な老人たち。(青島、谷、宇津井、藤岡)
ところが、そんな彼らに仲間の死という突然の出来事が訪れた。
亡くなった源田(藤岡)は『死に花』というタイトルのノートを遺していた。そこには穴を掘って銀行から17億円を強奪するという驚くべき計画が書かれていた。
しかもその標的は、仲間の一人伊能(宇津井)が理不尽なリストラにあった銀行だった。老人たちはこの練り上げられた大胆不敵な一大計画にすっかり魅了され、これを実行することを決意する。さっそく道具を揃え、工事を装って計画通りに穴を掘り進む彼らだったが…。
とにかくすごい顔ぶれで驚きます。藤岡琢也のジャズ好きは有名な話で、自分でアレンジ構成した葬式の場面もジャズにダンスパーティとなかなかおしゃれ。
お年より群のめちゃくちゃな豪華さに老人ホームスタッフの顔ぶれがいまいち毒気がない。岸部一徳なんか使ったらよかったのに。長門勇がいい味です。松原智恵子も世代が違う感じのラブシーン、初々しい感じさえします。
星野真理ちゃんはひとりそんな中ではっちゃけていました。水着姿も良かったし「さよならみどりちゃん」がなかなか空いてなくてみてませんが期待です。
喜劇仕立てなので「そんなんありか?」というクライマックスも許せちゃいます。
85点