Mac miniが手元に届き、取り敢えず無事起動するのを確認。折角のタイミングなので今回はMac 2012からデータを丸ごと移行するのではなく、macOS High Sierraを新規インストールしてアプリと必要なデータのみを移行することにした。昔はMacが不安定になるなど問題が多くて丸ごと移行は避けていましたが最近はそんなことも気にしなくて良くなっているので、久し振りにクリーンインストールしました。もっとも用途が限られているのでクリーンインストール後の作業も対して手間が掛からないからできたというのもありますけど、気分的にはやっぱりこちらの方が数段スッキリして良いですね!
インストール後、数日様子を見ましたが特に問題は有りませんし、TVサーバー(兼、Lan内Webサーバー)なので正直スピードも容量も現状で十分でこのまま使ってもよかったのですが長いこと使うかも(毎回そう思ってる)しれないので可能な範囲でスピードアップしておくことにします。まぁ、それもありますがいじりたいという欲が勝ってしまったというのが本音です。
それで色々と調べるとHDDをSSDに交換というのが最近のセオリーのようですね。ただデータの量を考えるとTVサーバーとして1TBは欲しく、SSDだと200ドルちょい。対してFusion DriveならばHDDはそのままにPCIeのSSD追加のみで済みますのですので半額ぐらいで収まりそうです。そこで必要なパーツを探すと某サイト(AmXXXX、ライバルサイトなので伏せておきます)に中古で70ドル台の出品がありこれを即購入。(これはSamsungの高速なタイプではなく、SanDiskのタイプで昨年iMac Late 2013のFusion化で使用したものと同じ。パーツ番号は#655-1837D)。これでパーツ、工具類を合わせて予定通りほぼ100ドルに収まった。
上記を見ると(名称未設定)というのがフォーマットしたディスクですので、これが目的の
ディスクだと分かります。ちなみに、disk1、disk2がiMacのFusion Drive、disk3がiMacに接続しているSeageteの外付けドライブ。そしてdisk4、disk5がターゲットディスクモードで接続したMac mini 2014です。(disk3 は紛らわしいのでこの後外しました)
このように私の場合、disk4、disk5がMac mini 2014のドライブなので、
「diskutil cs create Macintosh\ HD disk4 disk5」と入力しreturn。この(disk4、disk5)の部分は環境によって違いますので、この部分は自分の環境でよく確認して間違わないようにして下さいね。
計算中です。
計算完了。
ここまでは無事作業が進んでいるようです。
次に「diskutil cs list」と入力しreturn。
Appleの解説によると、(Logical Volume Group)の後に表示されている数値文字列を探してくださいとあります。しかし私の場合、作業しているiMac自体がFusion Drive化しているので二つ表示されます。iMacの方はFusion Driveと以前作業した時に名前を付けたのでそのようになっています。もう一方の赤線部分が作業中のMac mini 2014のディスク、Macintosh HDと書いてある方です。
次にアップルのサイトから以下をコピペします。
「disktil cs createVolume logicalvolumegroup jhfs+ Macintosh HD\ 100%」
この内、「logicalvolumegroup」の部分は消します。代わりに一つ上の赤線部分をコピーして消した部分にペーストしreturn。
赤線部分にコピーしたらreturn。
作業完了。
あとはターミナルを終了する。「exit」と入力しreturn。
これでターミナルの作業は修理です。ウィンドウを閉じてOKです。
まだこのままMac mini2014をターゲットディスクモードで接続したまま作業を続けます。(私の場合、iMac上のCCCが使用期限を過ぎていたのでしょうがなくバックアップした外付けディスクから起動し直しましたがやり方は同じです)続けてCCCでバックアップしておいた外付けHDDをiMacに接続。CCCを開いて外付けHDDからMac mini 2014にクローン。これはちょっと時間がかかり3時間ほど。クローン完了後、Mac mini 2014とクローン元のHDDをゴミ箱に入れ作業完了!後はMac mini 2014を起動します。今度は流石にターゲットディスプレイモードで起動できました。
確認のためにMac mini 2014上のターミナルで「diskutil cs list」と入力しreturn。
無事Fusion Drive化ができていることが確認できました。
一応スピードテストをしてみました。
HDDのみの結果。
Fusion Drive化後。
だいぶ早くなったようですね。大体iMac Late 2013と同程度のスピードです。同じPCIeだから当然ですが...参考になれば幸いです。