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「これよりアカデミー卒業試験を開始する!!!!」
そう、今日はハンターアカデミーの卒業試験 今までの集大成を見せる時だ 「あ~、メンドクセ~」 リクは相変わらずめんどくさそう 「これに受かればいよいよハンターだね♪」 サーシャはいつもどおり明るいし 「受かればだけどねぇ~」 シュンはボケーっとしてる ん、待てよ? シュンは何度か最終試験にオチて落第してる…だったら!? 「なぁ、シュン、お前って何度か卒業試験受けてるよな?」 「え?うけてるけどぉ~、それがどうしたのさ~?」 「鬼が試験のウンチクを語っている間に試験の大体の全容を教えてくれよ!」 そうだよ!この手があるじゃん! 「あ~、別にそんなのいーじゃんメンドクセー」 リクは…成績もなにもかも(授業態度とヤル気以外)いいから置いといて 「え~!?私も!教えて教えて!」 サーシャもやはり気になるらしい リクがやれやれといった様子で目を閉じた リクも一応聞いてるみたいだ あいつが目を閉じるのは周りの音に気を配っているときのクセだ シュンはらしくない咳払いをしておもむろに話し始めた 「え~っとぉ~、試験は全部で第四次試験まであってぇ~」 と、いいながらポーチから紙とペンを取り出して試験内容を書き留めた 一次試験…筆記試験 二次試験… 三次試験… 四次試験…実技試験 「なんだよ…この書いてないところは?」 「ん~おぼえてないんだよねぇ~」 そうだった…ボケっとしてるからオチたんだよな… サーシャは呆れたといった様子でため息をついている リクはなにも期待してなかったみたいだ あーあ…まぁ一次と四次が分かっただけでもよしとするか… と、そこで鬼教官が声を大きくした 「さて…面倒くさいしきたりやらウンチクやらはここまでとして…」 そんな事をしゃべりながら棚の引き出しを開けると、デカい紙束を引っ張り出した 「これより第一次試験を開始する!!!」 みんなのざわめきが消え、代わりにあたりにはピンと張り詰めた空気が漂った 「試験の内容を説明する、ここに紙束があるこれは第一次試験用のテスト… つまり第一次試験はペーパーテストだ」 周りを見ると、ホッとした表情のやつもいれば、焦りを隠せないやつもいる 「なお、この第一次試験から第三次試験までは個人戦だ、第四次試験でチームメイトが欠けたら、他の余ってるやつと組むことになる」 「ええぇ!?」 とみんながざわめく シュンまで驚いてる、どこまで覚えてねぇんだ… 「それでは紙を配るから、裏返しにしておけ、始めの合図で一斉に始める」 鬼教官がテスト用紙を配り始めた 「あとー、この大広間内でカンニングとか不正行為があったら即、失格だから」 テストが全員にいきわたった 「そんじゃー制限時間は30分、ちなみに合格ラインは100点中50点だ」 心臓の音がやけにでかい 「始めーーーーーー!!!!!!!」 バッ!!!!! っと紙をめくる音が一斉にした (この先はフリーページから誰を見るか決めてその人の視点でお楽しみください) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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