ガムザッティの感動おすそわけブログ

2008/05/19(月)22:51

「眠れない夜を数えて」

TV・ドラマ(91)

私が今までで最高傑作だと思っている刑事ドラマは 鎌田敏夫脚本の「眠れない夜を数えて」です。(1995) 一話完結ではなく、1クールで一つの事件を追っていく。 それが斬新だった。 また、一つの警察署は一度にいろいろな事件を扱っていて、 同時進行の大小さまざまな事件が同居する中で、ちょっとずつ伏線が織り込まれていく その緻密な脚本がすばらしかった。 そして、刑事たちの動向が、みんなナゾ。 鶴瓶、段田安則、春田純一、そして三田村邦彦…。 三田村邦彦、ほんとにカッコよかった~。 笑わないんだよね。 1クール中、一度も笑わなかった。目がコワいの。 田中美佐子とのラブシーンが、これまた痛いほど切なくて…。 当時は視聴率が低く、ビデオ化されていないと知り、びっくり。 再放送をビデオに録っておいてよかったー(ほ)。 低視聴率なんて関係ねぇ! 私は毎週毎週、息を詰めるようにしてコトの成り行きを見守っていました。 同じように、このドラマにはまった人たちのおしゃべりを読んで、 ちょっと溜飲が下がりました。 崖の上、海の音、そんなタネ明かしのシーンは一つもございません。 最後の最後まで、ナゾを残して終る、 見事なドラマでありました。

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