ガムザッティの感動おすそわけブログ

2008/11/26(水)23:18

「海辺のポーリーヌ」

洋画(185)

海辺のポーリーヌ(DVD) ◆20%OFF! フランスの夏休み。 年上の従姉・マリオンに連れられて、 16歳のポーリーヌは海辺の空き家で夏を過ごすことになる。 美女でプロポーションも抜群のマリオンは、一度結婚に失敗。 今度こそ、最高の恋に出会って燃え上がりたいと思っている。 5年前こっぴどく振られたピエールは、 再会したマリオンに二度惚れ。 ガンガン言い寄るけれど、マリオンはハゲの民俗学者・アンリに夢中。 アンリは「ボクは家具も女もポータブルが好き」とか言っちゃうんだけど、 マリオンは「危険なオトコほど、魅力的~!」などと傾く傾く。 「ダメだよ、マリオン、  あいつは不実だ。何でボクの愛を受け入れないの~??」 ピエール、 いいやつなんだけど、女の気持ち、ゼンゼンわかってません。 ポーリーヌはまだ幼さが残るおかっぱの少女。 でも、 マリオンとピエールとアンリ、大人の恋の鞘当に いっぱしの意見なんか言っちゃいます。 そして、シルヴァンという年の近い男の子を好きになります。 フランス人は、ほんとに「愛」がお好き。 「愛」について、こんなに語りまくる映画って、そうそうないな、と思った。 ピエールがまくしたてるお説教も、 「ボクは彼女を悲しませたくない。優しすぎるんだ」とかいう アンリの言い訳も、 すごく自然。そこがすごいな、と思う。 そう、愛は愚か。愛は狂気。 だけどラストでポーリーヌとマリオンが 理性でひと夏の愛を総括するところが、またいい。 けっこう、好きな映画でした。

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