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カテゴリ:洋画
母親が踏み越えた一歩の代償
監督:ギジェルモ・アリアガ 配給:東北新社 ストーリー● シルヴィア(シャーリーズ・セロン)は海辺の町で、 次々と男を取り替えながら生きている。 少女時代、母親が不倫相手と密会中に事故死した記憶が、 彼女を虚無で投げやりにしていた。 そこへ10年前捨ててきた自分の娘マリアが会いに来る。 最初は自分が母親失格だと逃げるシルヴィア。 やがて娘と暮したいと考え始め、 彼女はこれまで封印してきた自分の「罪」と向き合おうとする。 (9月26日より、全国順次公開中) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 母親の行動一つで子どもがいかに傷つくか、という話だ。 子どもとは母親に母親役だけを求めるもの。 母にとって夫が仕事で長く家を空ける暮らしや、乳房切除による喪失感が どんな意味を持つかなど理解できるはずもない。 愛憎混じりあい、 シルヴィアは思春期の潔癖さと残酷さで母の不倫を決して許さなかった。 一方 マリア(テッサ・イア)が見せる、 自分を捨てた母シルヴィアに対するクールさは、 シルヴィアとはまた違った心の傷を感じさせる。 彼女もまたいつか爆発するときが来るのだろうか。 そう思うとせつなくなる。 本来は、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.20 08:41:36
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