2558083 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ガムザッティの感動おすそわけブログ

ガムザッティの感動おすそわけブログ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Freepage List

Category

Favorite Blog

4月20日夜公演 舞台… yuki アイドル 俳優 映画 演劇 ドラマなどさん

ミュージカルMozart… YYCafeさん

グレイズ・アナトミ… 王道名なしさん

裕次郎の名演技に注… モイラ2007さん

   元局アナがス… ころりん0924さん
ライターかあさんと… プチプチゆっきーさん
ぺ天使のつぶやき kamadoyamadocaさん
もっとハッピー happy-gaiさん
こちら25643 ヒロランさん
観劇日記~夢のあと… みおと5747さん

Free Space

設定されていません。

Comments

gamzatti@ Re[1]:「ムー」「ムー一族」(05/28) ひよこさんへ 訂正ありがとうございました…
ひよこ@ Re:「ムー」「ムー一族」(05/28) ジュリーのポスターに向かってジュリーっ…

Headline News

Profile

gamzatti

gamzatti

2012.07.01
XML
だいぶ前のことだった。
社会党が政党として迷走し始めたとき、
「死に体」という言葉を使ったのは。
その後、この党はいよいよ機能不全に陥り、
そのときも「脳死」という言葉が比喩として浮かんだ。

政治家は常に結党と分裂を繰り返し、今に至る。
それはそれでよしとしよう。
新しい酒が入らなくなった古い皮袋に固執するよりは、
新しい理念を模索して新しい道を探ってほしいものである。
少なくとも、
どちらにするかはきちんと決めなければ、
有権者を納得させることは難しい。

今日、7月1日。
朝日新聞の1面トップの記事は、「カオスの深淵~物欲を税で抑える幸せの国」。
通常、1面のトップ記事とは、
その日読者が火急に知るべき事象を扱うのが常である。
ところが本日、トップ記事はスクープでもなく、昨日の事件の報道でもなく、
今日起こる重大事への示唆でもなく、「読み物」であった。
これから税金について、考えていきましょう、という、連載ものの1回目。
通常であれば左肩などにおさまる
「緊急性はないけれど、じっくり読んで考えてもらう」記事である。
それが、1面半分と、2面全部(下3分の1は広告)を使って、読み物。
2面全部が読み物って、いったい……。

トップに何を持ってくるかはその新聞にとって生命線である。
なぜなら、トップは新聞の顔だから。
たしかに、平穏無事な日もあるかもしれない。
しかし、今日、7月1日は「可及的速やかに読者に伝えるべきことのない」日か?

今日は、56日間1基の原子力発電所も稼動していなかった日本で、
「再稼動」のスイッチが押される日である。
そのために首相が記者会見をし、
それに反対する数万人が、首相官邸に押し寄せてデモを繰り広げ、
世界中が「日本はどうするのか」を自分のこととして見守っている、
そんな大切な日である。

この先、原子力発電を続けるにしろ、続けないにしろ、
それはこの国のエネルギー政策の大きな分岐点となる、大事な日の1面トップが
「ブータン」という国の、自動車税が50%から90%になるという話なのである。
それが、
日本の税制を考える上での一つのトピックであるとしても、
今それを日本国民が朝起きて1番最初に目にするべき記事だという認識なのか。
「本日午後9時、大飯原発再起動へ」とか、
私だってタイトル浮かんじゃうけどね。
別に、これがトップじゃなくてもいいの。そこまで言わない。

社説などでしっかりと論評しているのか?
他のの面で、それこそ「可及的速やか」ではないにしろ、
今日の再稼動に至るこれまでの道のりとか、首相や地元自治体の言とか、
まとめて記事にしてあるのか。

でも、1面にも2面にも、3面4面7面8面、(5面6面は全面広告)
どこにもそのこと書いてない。
39面は「富士山噴火想定します」の大きな記事。
これも大事な記事だけど、どこにも書いてないってどういうことなの?

本日の社説は「EU首脳会議」と「福島の漁再開」であり、
天声人語は1974年の「モナリザの微笑み」来日での大騒動を導入に、
なんと朝日新聞が主催の1社である
「マウリッツハイス美術展」(6/30開幕)についてであった。

私は、生まれたときから朝日新聞である。
3.11以降の報道のあり方にはいろいろ文句はあったが、
それでも「大新聞はどう報道するか」を検証することは重要、と考え、
この新聞を取り続けてきた。
しかし、「大新聞は報道しない」をここまで突きつけられるとは、思いもしなかった。

デモがどうの、参加人数がどうの、という話とは次元が違う。
何十年かして、「きょうは何の日」という番組があったとして、
7月1日が大切な日になるかもしれないというのに、
朝日新聞はその日、1面はブータンの自動車税の話でお茶を濁し、
大飯原発については38面の5段目なかほどに
「大飯『稼動阻止』100人が道路封鎖 きょう再稼動を前に」という
たった23行の記事でただ「6/30に、反対する市民がいた」という事実だけを書いた。

「きょう再稼動を前に」の、
ゴシック体ではあるが本文と同じ大きさの活字8文字の小見出しだけが、
7/1に大飯原子力発電所3号機の再稼動を読者に知らせているのみ。

それが、朝日新聞の姿勢である。


私の中で、朝日新聞が死んだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.07.02 09:47:06
コメント(1) | コメントを書く
[東日本大震災後の日本] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


Re:朝日新聞の死(07/01)   LimeGreen さん
マス・メディアはもうだめなんですね。
そんな気がしました。 (2012.07.02 11:20:46)


© Rakuten Group, Inc.