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カテゴリ:美術
渋谷のbunkamuraザ・ミュージアムに「レーピン展」を観にいく。
とにかく、レーピンの写実性はすごい。 顔なんか、肌の肌理(きめ)まであるんだから! 一体どうやって描くんだろう? 一口でいって、「写真より本物っぽい」 ていうか、鼻すりつけるくらいまじまじと見たって、 「やっぱり写真じゃないよな~。でも、写真みたいだよな~」 今にも動き出しそう。 紙とエンピツで3D。 絵の具の筆で3D。 デジタル3Dの何倍も立体的。 人間は、こんなに能力があるのに、「便利さ」を追求するあまり退化した。 そうとしか思えない。 レーピンのデッサンの凄さは、奇跡に近い。 また、 彼の習作の数々に触れ、 「デッサン」→「写生」→「作品」とつなげていく極意のようなものを感じた。 ノンフィクションをフィクションにする力。言い方を変えると、 「事実」を「真実」にする力。 肖像画を描きながら、その人物の心までをも感じさせる、 その力。いわば 「具象」を「普遍」にする力。 東京では8日まで。 あー、行けてよかった! レーピンとの出会いは5年前。詳しくはこちら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.10.04 23:56:54
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