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洋画

2015.10.26
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カテゴリ:洋画
第28回東京国際映画祭のオープニング上映作品は
ロバート・ゼメキス監督の「ザ・ウォーク」でした。

レビューを「Cinema Art Online」という映画情報サイトに書いています。

「ザ・ウォーク」はハリウッド映画ですが、
取上げているフィリップ・プティという綱渡り名人のことを
ドキュメンタリーとして映画にした「マン・オン・ワイヤー」も2008年に公開されていて、
そちらのレビューも、かつてこのブログで書いています。併せてお読みくださいませ。
こちらからどうぞ。






Last updated  2015.10.29 09:18:26
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2015.01.01
カテゴリ:洋画
新年最初の映画はテレビ視聴で「ショーシャンクの空に」でした。
名作です。
何度観ても引きこまれる。

そして2作目もやはりテレビ視聴で「マトリックス」
こちらも大好きな映画。

前に書いたレビューはこちら

以下、
ネタバレがあるので、
観たことのない方はご覧になってから読んでください。









・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・








私はこの映画シリーズの哲学的なところと、
ハイテクの理論の明快なビジュアル化にしびれていたんですが、
今日観て初めて気づいたことがある。

ネオは一度死んで、復活して、そして「救世主」になったんだね。
預言者もいるし、宗教的な文法を踏んでいるんですね。
(今頃それかい! 気づけよ!)…と突っ込まれそう!

そのほかに、
「人間は、やれると思えばできる」という能動性を示していることにも
始めて気がつきました。

「自分で限界を置かない」
「恐怖という概念を捨てる」

バーチャルな世界だからこそ、
普通なら絶対届くはずがない向かいのビルにジャンプできる。
実際、
高所恐怖症を治すソフトがあるんですよ。
部屋の床に吊り橋の映像を映して、その上を歩くという・・・。
実際は部屋の中だとわかっていても、怖くて足がすくむ。
バーチャルでできるようになると、
実際の吊り橋も渡れるようになるという、訓練。

自分が「やれる」と思えることが
どれだけの力をもたらすものなのか。
テニスの錦織選手がマイケル・チャンコーチに教わったのは
このことですね。
「今、自分が勝てない選手はいない」と思えなければ、
世界チャンピオンにはなれないのです。

このことが
前出の「宗教的な部分」を凌駕する場面があります。

預言者を置きながら、その預言者に「運命を信じるな」と言わせる。
答えは自分が持っていることに気づかせます。
ネオは最初、
他人から「お前は救世主だ」と言われれば自分は救世主なのかと考えていたけれど、
預言者からは明確に否定される。
でも自分からそうだと確信したそのときから、彼は救世主への一歩を踏み出す。
ここは、
視聴者が自分の人生への指針にできる部分としてよくできています。

けれど、
ネオは自分を信じて救世主になれたかといえば、失敗した。
さっきとは逆で、
「いくら信じても、不可能なことはある」ことを示しています。

ところが!
死んだはずのネオが息を吹き返す。
ここが、ネオを「英雄」ではなく「救世主」と名付けた由縁だろうと思う。
「一度死んで、復活する」という儀式を経なければ
本当の「救世主」にはなれない。
観る側にある「キリスト教的」思考回路に、見事に訴えかけているのです。

ネオが超人的な力を持つためには、
人間ではいけないのです。
ネオが「スーパーマン」のように全速で空を飛び回るのは、
もはやネオが人間でないことを示しています。

見出され、巻き込まれ、
何もわからぬまま仲間の力を信じ、やがては自分の力を信じて戦ったネオですが、
「復活」の後、
ネオの瞳や表情からはそうした人間的な「不安」や「熱」あるいは「喜び」が感じられません。
彼は、すべてを「見切った」から。
キアヌ・リーブスのそうした演じ分けもまた、見事だと思いました。






Last updated  2015.01.01 22:55:50
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2013.08.15
カテゴリ:洋画
今日は、終戦記念日です。

私が小学生のころは、8月15日は夏休み中も登校日でした。
たしか、8月6日と8月9日もそうだったような気がします。
(どちらかだったかもしれない)

ちょっといって、点呼して、プールに入ったり、花壇の世話をしたり、
すぐに帰るだけだったから、
なんで登校日があるのかもわからず、めんどくさいな~、と思ったものです。

別に説教くさい講義があるわけでもなく、
一定の時間に黙祷するわけでもありませんでしたが、
この日が日本人にとって大切な日であることが、身体にしみついている世代です。
そんな私たち世代にとって、
「終戦のエンペラー」はとてもわかりやすい映画になっていると思いました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「終戦のエンペラー」という映画は、外国映画です。
外国映画だけれど、日本のことを丁寧に描いている。
単に日本人の俳優が多く出ているというだけではなく、
日本人にとって、天皇とは何か、という問題を、
日本人のメンタリティをアメリカ人がひもとこうとする形で描いているのです。

日本が大好きで、日本人の恋人もいたアメリカ人が
「日本をよく知っている」から差し向けられた終戦直後の日本で、
「天皇を東京裁判にかけられるよう、証拠かためをしろ」と命じられます。

この「(昭和)天皇に戦争責任があるか」という命題は、
昭和天皇が生きている時代、つまり、「昭和時代」の間、ずっと論じられていたことでした。

一国の元首に戦争責任がないわけはない、
責任をとって退位すべき、
天皇制そのものをやめるべき、という考え方、
いや、退位はしたほうがいいけれど、皇太子に譲って天皇制は続けるべき、という意見、
いや、悪いのは軍部であって、天皇に責任はない、という考え方、
じゃあ、天皇は無力で単なる傀儡だったのか?という意見、
戦争責任うんぬんではなく、天皇の地位が守られたからこそ、その後の日本の復興があった
(天皇が精神的支柱だったから、これがなぎ倒されたら多くの日本人は生きていけない)など、など。

いろんな意見が出ていたけれど、これを日本人が真正面からとりあげると、
どうしてもイデオロギー論争になってしまうところから、
水掛け論だったり一方通行だったりして、
なかなか「話し合う」「深め合う」というところまでいかないのが常でした。


「天皇の戦争責任を証明しろ」といわれても、
日本人が口を開くはずがない。
それでは、と、
「天皇を救うには、戦争責任はなかったという証明が必要だ」というふうにして
「天皇に戦争責任はなかった」と思う人間たちに証言させようとする。
そういう手法で、
天皇と太平洋戦争を描こうという、
ある意味、日本人にはなかなかできないことをやってのけたのでした。

それを、
日本びいきのアメリカ人がやる、というところがミソで、
私たちのように「戦後」ナイズされた私たちは、
少なからず彼と同じような異星人でもあるのです。

「なんで当時の日本人は、アメリカと戦争するなんて無謀なことを考えたのか」
「なんで誰も止めなかったのか」

当時の日本人には当たりまえのことが、私たちには当たりまえではない。
日本は好きだけど、本当のところは理解できてない。
だから、
彼は私たちの疑問を背負って8月の日本に降り立ちます。

でも、
「進駐軍として」降り立つ。
こんなに日本びいきでも、やっぱり占領側です。
私たちは、占領される側。その線引きの恐ろしさもまた、身に染みるオープニング。
よくできています。
沖縄の人たちは、返還されるまで、ずっとこんな中で生きてきたのでしょう。
そして、今でも。

話は、マッカーサーと天皇が並んで撮った写真のことで終わります。
「天皇」に初めて会ったマッカーサーが何を思ったか。

日本人でさえ、天皇と会える人間は指で数えられるくらいだった時代です。

実像がまったく知られていない「天皇」という人が発した言葉は如何に?

この場面、昭和天皇役の片岡孝太郎が非常に素晴らしく、
私は思わず落涙してしまいました。

日本人が、「天皇」という「象徴」に求めるものは何か。
もっといえば、「天皇の赤子」と言われた戦前の「臣民」たち(決して「国民」ではない)が
どういう主君(リーダー)の下でなら命を懸けようと思えたか。

誰も顔を知らず、見てはならず、それでも自分たちの主君だとされた天皇に
皆が作り上げた「こうであってほしい天皇」。

それと、現実の天皇との融合の具合が非常に絶妙なところが、
この映画の妙味となっていると思います。

誰かが悪者ではなく、
誰かに正義があるのでもない。

二つの国が戦い、憎みあい、傷つき合い、
その中で、
皆いかに恩讐を越えて生きてきたか。
自分のなかの加害と被害、信念と過ちに、どう折り合いをつけたのか。

そんなところまで感じさせるところが、
単なる実録ものでもなく、イデオロギーでもなく、
エンターテインメントとして上質な作品になっているのだと思います。











Last updated  2013.08.17 13:46:45
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2013.02.05
カテゴリ:洋画
久々、映画のご紹介。

現在、東京・京橋の「銀座テアトルシネマ」で公開中の
「塀の中のジュリアス・シーザー」、超おススメです。

特に、シェイクスピア好き、舞台好きの方には2度おいしい作りとなっております。
刑務所の囚人たちに更生プログラムとして演劇をやらせ、
発表会のさせているところを知ったタヴィアーニ兄弟が、
彼らに「ジュリアス・シーザー」をやってもらうそれまでの過程を映画にしたもの。

イタリア人がやるジュリアス・シーザー、すごいですよ!
その緊張感のあるやりとりを見ながら、
あるときは、織田信長に謀反を起こす明智光秀を、
あるときは、中大兄皇子らが蘇我入鹿を宮中で誅した乙巳の変を、
思い出さずにはいられません。

予告編はこちら

この迫力は、
かつて自分も様々な抗争の中にあって悩んだり直面したりしたことが
内的な声となってリアルな表現につながっているんだと思う。

しかし、元マフィアとかの人たちで、
なかには終身刑の人もいるという彼らに「暗殺」とか「戦い」の場面をやらせるって、
日本じゃできないだろうな~。

とにもかくにも「一直線」なこの映画、
さすがタヴィオーニ兄弟!

彼らのつくった「パードレ・パドローネ」、大好きです。






Last updated  2013.02.06 08:27:27
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2012.09.06
カテゴリ:洋画


【送料無料】ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~ [ アレクサンダー・フェーリング ]

命がけの恋が、文学青年を脱皮させた

監督:フィリップ・シュテルツェル
配給:ギャガGAGA★

ストーリー●18世紀のドイツ。
ゲーテは法律を学んでいるが、実は作家を目指している。
意気揚々と出版社に作品を送るも、「才能が感じられない」との返事に落胆。
夢見がちな息子に堅実な生活を求める父親は失意の息子に対し、
田舎町ヴェッツラーに赴いて裁判所の見習い実習生として働くことを命じる。
ゲーテは退屈な日常の中、シャルロッテと出会って激しい恋におちる。
だがシャルロッテには縁談が進んでおり、その相手はゲーテの上司ケストナーだった。


ドイツの文豪ゲーテの初期の作品「若きウェルテルの悩み」は、
その大半が彼の原体験をもとにして書かれたことでも有名だ。
映画はゲーテの当時の実人生を丁寧になぞりつつ、
社会に羽ばたいたばかりの若者の、いかに人生を生きるべきか、
果たして自分は今のままでよいのか、と
夢と現実のはざまで葛藤するエネルギッシュな姿を描いている。
「若きウェルテル…」の主人公は失恋から自殺してしまうが、
実際のゲーテは、この「挫折」を作家への肥やしとして立ち直る。
薄暗い独房でペンを走らせるシーンは、
ゲーテの熱情、すべてを失っても湧き上がる創作への意欲を感じる鬼気迫るシーンだ。
美しいドイツの森の中で繰り広げられる恋人たちの胸の高鳴り、
仕事場での鬱屈した雰囲気、若者たちのバカ騒ぎなどなど、
18世紀を舞台にしつつも現代に通じるものがあって、
若い人にも、かつて若かった人にもおすすめの、青春の薫り高い作品である。






Last updated  2012.09.16 23:29:49
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2012.08.18
カテゴリ:洋画


【送料無料】【DVD3枚3000円5倍】対象商品ブラック・スワン [ ナタリー・ポートマン ]

私の中の「悪い子」が解き放たれるとき

監督:ダーレン・アロノフスキー
配給:20世紀FOX

ストーリー●ニナ(ナタリー・ポートマン)は長年在籍している
NYのバレエカンパニーで、ついに「白鳥の湖」の主役の座を射止める。
幼いときから二人三脚でニナを支えてきた母親(バーバラ・ハーシー)も
大喜びだ。
しかし振付家は「白鳥は完璧だが黒鳥に魅力がない」と厳しい。
さらに新入ダンサーのリリー(リラ・ミクス)が黒鳥を完璧に踊り、
主役の地位を脅かし始める。
ニナは焦るが、同時にリリーの生き方にあこがれも感じ、
黒鳥の役作りのため、母親の言うままに動いてきた自分の生活の殻を破ろうとする。


主役の座を競い合うステージもの、
それも任命権のある振付家との恋がからみ……と一見ありきたりな構図だが、
恋愛や成功譚のほかに親子の葛藤やサイコサスペンス、精神の混乱など、
テーマが幾重にも織り込まれ一筋縄ではいかない。
なかでもニナを追い詰めていく閉じた母子の絆の危うさには注目。
「いい子」の人生を歩いてきた娘とステージママとの関係は、
短いが印象的なセリフや行動がちりばめられ、不気味な伏線となっていく。
もちろんモチーフは「白鳥の湖」。ニナの心理に添ってバレエや音楽が使われる。
オデットが湖に飛び込む場面の練習風景は、
ニナに「跳ぶ」勇気を促すようで興味深い。
ずっと抑制的に描かれるニナが、最後に踊って見せる舞台上の「黒鳥」は
爆発的に躍動し、そのコントラストは見事である。






Last updated  2012.09.16 23:34:48
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2012.08.16
カテゴリ:洋画


Bungee Price DVD英国王のスピーチ スタンダード・エディション 【DVD】


悩める吃音王子、まことの王となる

監督:トム・フーバー
配給:ギャガGAGA★

ストーリー●1936年、イギリスは揺れていた。
父王の死で即位直後のエドワードが、
離婚歴のあるアメリカ女性との結婚を認められず退位してしまったのである。
次の王となるのは弟のジョージ。
しかし彼は長年吃音症に悩み、人前でのスピーチが苦手だった。
すでに王室は象徴的存在。ラジオ普及もあり、
王の威厳を示すには「剣」より「スピーチ」が重要視されていた。
吃音矯正のための絶望的な「名医」巡りの果てに、
ジョージは「ことばの専門家」ライオネルと出会う。
平民でオーストラリア人の彼は、城でなく自分の診療所で訓練することと、
訓練中は常に二人が「対等」に呼び合うことを要求する。


この話が人の心を動かす理由は3つある。
一つは、コンプレックスから解放されようと努力するジョージと、
彼を支える妻やライオネルの愛。
二つ目は、任の重さに震えながらも王になろうとするジョージの覚悟。
三つ目は、特異な設定でありながら、
私たちが日常経験する感情が散りばめられていて、非常に共感できる点である。
さらに「人間の真の価値は何によって測るべきか」という問題提起も重い。
折りしもヒットラーの台頭期。
「スピーチ(演説)」の天才といわれ、
広報宣伝に力を入れたナチスに煽動された大衆への警鐘を忘れない。 
この映画が実話に基づいているという点も、驚きである。






Last updated  2012.09.16 23:36:04
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2012.05.21
カテゴリ:洋画


◆現品限り◆【中古】【洋画DVD】シマロン※吹替なし/リチャード・ディックス、アイリーン・ダ...

ひっさびさに映画の話題。

古い映画で、長い映画でもありますが、
西部開拓時代のアメリカの良心を描いて素晴らしい作品です。

いうことやることは大したものだけど、
家庭を顧みないお調子者とその妻の理想と現実を、
この時代に、この時代背景を利用してつくったアメリカ人に拍手!

数少ない西部劇ジャンルのアカデミー賞受賞作品だそうです。

ただの西部開拓劇とあなどるなかれ。

今見ても、現代の男と女そのままじゃん、と思える普遍性がすごい。
江戸時代あたりのキップはいいけど奥さんは大変、的な歌舞伎にだってなりそう。

故郷を捨てて夫についてきた女の気持ち、
働く女性の気持ち、
子どもの将来を考える母親の気持ち、
糟糠の妻の夢、
夫の長い不在を生きる女の気持ち、
分かり合えたのか、分かり合えないのか、など、など、など。
男と女の間の深くて暗い川のお話である。

最後の最後まで見て、味わってほしいです。






Last updated  2012.05.21 17:28:56
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2011.09.09
カテゴリ:洋画
カンヌ映画祭でパルム・ドール賞を獲得!
ブラッド・ピット、ショーンペン出演!
監督は伝説のテレンス・マリック!

鳴り物入りで公開された「ツリー・オブ・ライフ」。

観に行ってきました。

すごいです。
映像がものすごくシャープ。色彩が美しい!
他の映画と同じカメラで撮ったとは思えないくらい。
映像に関心を持っている人は、絶対観るべきだと思う。
どうやったらこの色が出せるの?
どうしたらこのカット割りを思いつけるの?
今まで観たことのないものを見たような気持ちになりました。

もう一つの特徴が、セリフの少ないことです。
というか、
これは、主人公ジャック(ショーン・ペン)が
自分の心と対話する物語なので、

ほかは心象風景であり、自分が頭の中で考えていることが
映像となっていくわけです。
昔のことを思い出すところでは(そのとき、ジャックは子役)
それは「事実」や「記憶」なので
父親のブラピなどとの会話があるシーンとして成立しますが、
ほかは「不安な気持ち」であったり、「無限とは何か」であったり、
「神はどこからくるか」であったり、
「この世はどうやってできたか」であったりして、
それはそれは哲学的な問いかけを映像化しているわけです。

それを面白いと思えるか否かで、
この映画の評価は分かれるのだと思います。

でも。
幼い頃に感じた親への反発とか、
そうはいっても親に愛されたい(たとえば兄弟の誰よりも愛されたい)思いとか、
兄弟げんかの後の気まずさとか、
住み慣れた家を離れなければならない寂しさとか、
悪いことをしてしまった後の泣きたくなるほどの恐ろしさとか、
そういうことを、大人になって振り返って、
自分の浅はかさを思い知ったり、
親を親としてでなく、一人の人間として見られるようになり、
親は親で、思い通りに行かない人生の中でもがきながらも
必死に子育てをしようとしていたな、とその背中が突如見えてきたりして、
でも今さらそれがわかってもすでに取り返しがつかなくて呆然としてみたり、
逆に昔は思いもつかないところに救いを見出したり、
絶対に許せないと思ったことが許せるようになったり、
自分の情けなさを受け入れられるようになったり、
そういう
心の動きをスクリーンに映し出してくれる映画です。

キリスト教(特にヨブ記)をテーマに据えていますが、
キリスト教と関係なく、入っていけると思います。
もっと大きな、宇宙的な、超自然的な規模で、
「自分を超える何か」をみつめ、「自分」をみつめようとする映画です。

生きるとは、なぜ苦しいのか。
あんなにもきらきらとした時間があったはずなのに。

そんなことを真正面から問いかけていく、映画です。






Last updated  2011.09.09 14:32:41
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2011.08.22
カテゴリ:洋画


【25%OFF】[DVD] クロムウェル

昨日、舞台「クロムウェル」の序文について書きました。けど

「クロムウェル」って何?

って思った方もいらっしゃるかも。
世界史を学校で習うとちょこっと出てくるんだけど、
イギリスで唯一、王様じゃなくて国を統べた人です。

私が連載している映画紹介のページ「気ままにシネマナビ」で
一度取り上げています。
「英国王のスピーチ」とのカップリング)

短い紹介ですが、私はとっても大好きになった映画なんです。
「護国卿」という称号の意味は、この映画を観て初めて知りました。
その称号を守り通したクロムウェルの覚悟の重さが胸に迫るラストシーン。
カエサルもナポレオンもその誘惑を断ち切れなかった「戴冠」を退け、
初志貫徹したすごい人です。

このクロムウェル、世間的には昔から評価が大きく割れているのですが、
ユゴーはその「割れ具合」こそ、人間の多面性の魅力と考え、
またわかっていることが少ないからこそ、創作の腕が篩える、と
この題材にぞっこんです。

ユゴーの「クロムウェル」は失敗作とされていますが、
こちらの映画は一見の価値あり。歴史物好きな人はぜひ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「クロムウェル」


英王室と議会を愛し、
そして壊した独裁者


監督:ケン・ヒューズ
販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

ストーリー●
1642年、絶対王政を守ろうとするチャールズ1世と、
王権を狭めようとする議会のピューリタン派は衝突、
ついに内戦にまで発展する。
議会側の軍を率いて勝利したクロムウェルは新王にと請われるが、辞退する。
だが彼は、王政を廃してまで守った議会が
またぞろ権益を優先して腐敗していくことに、深い絶望を覚える。


歴史の教科書で「清教徒革命」として知られるイングランドの内戦は、
実はイギリス初の共和制誕生期でもある。
ほどなく王政が復活したため、
共和制の立役者クロムウェルは残酷な独裁者と評されることが多いが、
現在につながる民主政治の基礎を作ったとも言われる。
この映画をみると民主主義の理想と危うさが、よくわかる。






Last updated  2011.08.23 14:36:47
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