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テーマ:起業を楽しめば(209)
カテゴリ:起業成功への道(?)
えーと
昨日、吉野家で牛丼が再開されたとのこと。 まぁ、多くの人がこのことについてはコメント付けたり 話し合ったりしていると思います。 だからまぁ、このこと(牛丼再開)についての是非はこの中尾の日記ではどーでも良いとして(テレビで不安だとか何とか言っている人がいるけどならば食べなかったらいいし何より、アメリカ旅行している人たちは多いんやから、本末転倒だと思っているけど)今回はこの牛丼騒動を上手く自社の戦略にしてるなぁと思うことを考えてみたいと思いました。 起業家らしく、ね さて、今回の牛丼騒動 吉野家以外は牛丼販売を中国や豪州産の肉に切り替えていち 早く再開していましたよね。 これにより 吉野家は赤字への転落 そして他社は過去最高益の更新 と、2分割されましたっけ。 吉野家の言い分は「米国産牛肉でなければ吉野屋の味は出ない」と言う味へのこだわり(?)でした。 吉野家以外の言い分は「お客様のニーズにいち早く応えることへの取り組み」でした。 まぁ、この時点では吉野家は負け組 他社は勝ち組と、色分けが出来ます。 さて、この時点で吉野家も黒字拡大中の他社に追従することも考えても良かったと思います。 安易な経営判断 その場限りの戦略だけを弄している輩でしたらそうしていたと思います。 が、吉野家はキチッとこのあたりも戦術の中に組み込み、 長期の戦略を引いていたようですね。 「吉野家は他社とは違い、味にこだわるんだ」と言うイメージを植え付ける為にも、やせ我慢・武士は喰わねど高楊枝作戦風 の、モノを展開していましたよね。 風と、付けたのは、それはやはり、イメージ作戦だからだと 思うからです。 もちろん、そう言うこだわりを持つことも客商売では大切な 戦術・戦略です。 と、言っても今回のようにいつ開けるとも思われない戦いに勝つには相当長い間自分達を守れる補給路と、少しでも 戦線を改善できる武器が必要なんですけどね。 吉野家はこのいつ開けるともしれない作戦に挑戦したという点では凄いなぁと思います。 さて、話戻ってやせ我慢作戦 「私たちは牛丼の味にこだわる」という作戦ですが 見事、浪花節道好き日本人のハートを貫いて、吉野家を 応援するんだという風潮も出ましたよね。 牛丼一つのメニューでやってきた吉野家でしだ 豚丼に続き 色々と再度メニューを投入して見事、黒字化にも成功した 訳です。 もちろん、黒字にするからには吉野家のメニューも 値段に対しての対価以上のモノを提供しようとさぞや苦労もしたことでしょう。 ただし 牛製品への顧客の要望も有ったことから牛製品を 投入(すき鍋・焼き肉丼)はするも決して牛丼だけは 投入しませんでした。 この意固地なまでのこだわりがますます客のハートに響く訳ですね。 そして、昨日の牛丼(一時)再開です。 各地の吉野家には長蛇の列でほとんどの店舗でアッと 言う間に売り切れたそうです。 日本人は群れる民族であり 情報操作に流されやすい民族 そしてマスコミも金太郎アメのように同じ情報を どのチャンネルでも流すことから、洗脳された民衆が 大移動するって様が昨日、展開されたという訳です。 でもね、吉野家の牛丼、再開は中尾も嬉しいので そのうち食べにいこーっと(子供の頃から食べ慣れた味ですからね 笑) は、ともかく、今まで堪え忍んだ吉野家がついに日の目を 見ようとしています。 的な論調 世論、出来ましたよね~ 吉野家さんの長期の戦術が実を結び書けている瞬間です。 それに ほぼ全新聞の一面 そしてほぼ全テレビ局のたくさんのニュース・ワイドショーで 特集組まれたりドラマ仕立てまで組まれたりで、この広告費用は一体全体、幾らくらいになるんでしょうね。 と、起業家を目指す・そして起業家の皆さん、思いませんか? CM費用に換算したら何十億ではすまず、何百億かも、ですね。 これが、あきない、商ですよ(かなりの宣伝効果ですね 美談に作られていましたし)。 ほんと、(ここまで読んでその作戦を遂行してきたことは)大したモンだなぁと思うと共に、自分達も 見習うべき点が多いなと思いませんか? 思いますよね、学びましょうね。 ちなみに他社さんのコメント 「アメリカ産牛肉は安全が確認されていない以上、使うことに疑問がある」 って感じでしたよね。 正論なんですけどね、今はただ、むなしい響きがしてしまいます。 たくさんたくさん売り上げ拡大してきた他社さん さて、眠れる獅子が動き始めた時、どう対抗するのか これもまた、勉強させて貰いましょうね。 追伸 昨日のあの大行列を一過性と見るか、脅威と見るかで他社さんの戦術も 変わってくるんでしょうね。 どう動くんでしょう。 追伸2 吉野家は結果的に「牛丼以外のメニューで世の中に対して 自社を認めて貰えるのか?」の試験にチャレンジして合格 出来ましたよね。 これって、実は長い間、チャレンジしたくても出来なかった 事ではないでしょうか? そう思ったら、逆境を利用したと言う事でほんと、凄いですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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