平成22年6月議会概要【6月定例会報告】平成22年6月議会は、6月10日より6月21日までの12日間開催され、 条例案6件、補正予算案3件、人事案2件、議会案1件、報告その他3件に ついて審査し、原案のとおり可決しました。 主な内容は次の通りです。 □名取市行政手続等における情報通信の技術利用に関する条例 行政手続きのオンライン化を進めるための条例を可決しました。これによ り、宮城県と県内24市町との共同運用による「申請サービス」が7月1日 から始まります。 電子申請サービスは、自治体への申請や届出等の行政手続を、インター ネットを利用して行うことができるサービスです。 これまでの申請・届出は、窓口へ持参するか郵送して提出する必要があ りましたが、このシステムを利用すれば、自宅や職場からパソコンで申請・ 届出等を行うことができます。 名取市が今回実施する電子申請サービスは、次のとおりです。 1) 給水使用開始申込 2) 給水使用者名義変更届 3)行政文書開示請求 4) ご意見・ご質問 5)ふるさと寄附金申込 6)出生連絡票 7) 各種健康診断申込 □ 名取市学校給食センター設置条例 堀内地区に建設が進められていた、新学校給食センターの設置条例を可決し ました。 名取市には、現在3つの学校給食共同調理場がありますが、 いずれも、昭和49年から59年に建設され、施設の老朽化が問題となってい ました。また、平成9年に制定された「学校給食衛生管理基準」にも対応し ていないため、早急な改善が求められていました。 このたび、新学校給食共同調理場が完成し、2学期(8月27日)から稼働す ることになりました。 新しい調理場では、1日8,500食を供給できます。もちろん食の安全に関し ては、非汚染区域と汚染区域を明確に分けるなど十分な配慮がなされてい ます。 また、アレルギー対応食の提供も行えるように、専用の調理室も用意され ました。 この新しい共同調理場の特徴はPFI方式を導入したことです。PFI 方式は、 公共施設等の建設、維持管理、運営等を、民間の資金、経営能力及び技術的 能力を活用して行う新しい手法です。 名取市で導入するのは初めてですが、これまでのように直接市が事業を実施 する場合に比べ、財政的負担は大幅に下回るとのシュミレーション結果が出 されました。 また、施設の事業期間は16年(設計建設期間1年・維持管理運営機関15年) と設定しており、施設建設費などの初期投資費用が少なく済み、市の負担が 均等割りとなるメリットがあります。 □人権擁護委員候補者の推薦について 任期満了となる人権擁護委員に、入間川洋子さん(高舘)、大友喜久夫さん (愛島)を引き続き推薦することに同意しました。 □その他可決された改正条例 ○名取市職員の育児休業等に関する条例および名取市職員の勤務時間、休暇等 に関する条例の一部を改正する条例 ○名取市の公の施設の指定管理者の指定の手続き等に関する条例の一部を改正 する条例 ○名取市文化会館条例等の一部を改正する条例 ○名取市下水道事業等の設置等に関する条例の一部を改正する条例 □市民からの陳情 ○愛島台小学校建設に関する陳情 ○余方集会所付近の市道拡幅整備に関する陳情 ○飯野坂7丁目道路側溝整備に関する陳情 ○名取市農村婦人の家の存続を求める陳情 ◇議会改革への取り組み◇ 名取市議会では全議員で構成する「議会改革実施特別委員会」を設置し、議会 改革に意欲的に取り組んでいます。 (1)議会基本条例及び議員倫理条例並びに議員倫理条例施行規則の制定に関す ること。 (2)政務調査費、費用弁償、政務調査費、議員報酬、議員定数等に関すること。 (3)開かれた議会運営の推進に関すること。 (1)~(3)のテーマごとに3つの小委員会で協議していますが、7月22日に は、全国に先駆けて議会基本条例を制定した、北海道栗山町議会の事務局長を務めた中 尾修氏を講師に議員研修会を実施しました。約50名の市民の方々もご参加いた だき、多くの貴重な意見を寄せていただきました。 □市道神社線交差点部歩道設置工事 市道神社線の交差点改良工事が終了し、増田神社前に4メートルの歩道が設置さ れました。 □お茶の間の話題 東洋経済が毎年発表している、「住みよさランキング」で、名取市が初めて宮城 県で1位となりました。(全国では55位)「元気な都市なとり、住みよい街なとり」 と、これからのシティセールスに生かしていきたいものです。 ☆会議録がご覧になれます。 名取市のホームページから「市議会会議録検索」をご覧にください。また、丹野 まさよしとがんばり隊のブログもご覧ください。インターネット検索で「丹野まさ よしとがんばり隊」で簡単に検索できます。 http://plaza.rakuten.co.jp/ganbaritai/ |