だから走り続ける 

2010/02/16(火)16:31

火事!

11時半からヨーカ堂へ8歳児の傘を買いに行ったの。 12時過ぎ、シンケンジャーの靴が2,990円から900円になってて 3歳児に「いる?」「いる!」 とサイズ合わせをしたら、珍しく携帯が鳴った。 うちの近所に住むママから。 お子さんが同じ幼稚園で半年間だけ一緒に登園。 その後もいろいろ園情報を貰っているの。 「大丈夫?」 「え?」 「今、家?」 「ヨーカ堂」 「家の裏が火事よ!」 「え~~~!○○さんち?」 「違う、その隣・・・おじいちゃん一人の家。  警察に止められて良く見えないけど、かなり煙が出てる」 「すぐ帰ります。ありがとう。」 「警察が通行止めにしてるから、家の前には入ってこれないよ」 「判りました~」 と言うことでシンケンジャーの靴を放り出して帰ろうとしたんだけど 「シンケンジャ~~~」と3歳児。 即行でレジを済ませ、家路へ。 レジをしながら旦那に電話。なかなか出ないのよ!イライラ。 「裏のじいさんとこが火事!」 「・・・今、沼津・・・」 「あっそう・・・また電話するわ」プープー。瞬時に終了。 帰ってくるまでに4時間はかかるだろう。 こう言うときホント当てになりません。 家近くまで帰ったら、近所のママの言うとおり通行止め。 「隣(正しくは斜め裏なんだけど)の家なので通らせてください」 「無理です!消防のホースがあるので迂回してください」 迂回?迂回ってどの路地を通れば家に帰れるのさ。 カーナビなんて見てる余裕もなく行き当たりばったり。 3歳児の散歩で付き合った道だったのでなんとか家近くまで帰れた。 家は立ち入り禁止の黄色いテープの中。 連絡くれたママの家の前に路駐させてもらい、3歳児をそのママに託して とりあえず家を見に走った。 もう鎮火寸前で、裏の家は2階のベランダから屋根にかけて丸焦げ。 屋根も抜けていた。 幸い風がなかったから延焼しなかったよう。 家の前まで入らせてもらったら、家の門が開いてたの! 私がビックリしていたら、我が家の向かいのおばさんが 「留守だったんでしょ。良かったわねぇ。  そこから消防の人がホース持って入って放水したから開いてるのよ」 「あんな火を見たらパニックになってたわよ~留守で良かったわよ」と教えてくれた。 火事になった家のじいちゃんは、一人暮らしでちょっと痴呆症? 誰もいないのに怒鳴ったり物を蹴ったり・・・。 洗濯物は数ヶ月干しっぱなし。ゴミ屋敷だって聞いてた。 そのじいちゃんは家の中におらず、どうやらカブでお出かけしていたようです。 寝タバコかなぁ。 うちの前の道を通った人が通報したようで 干しっぱなしの洗濯物が燃え、火が凄かったんだって。 さすが留守宅が多いだけあって、野次馬なんて数人です。 火事になった両隣も留守。うちもたまたま留守。 真裏の家だけが在宅だったようで、婆ちゃん、母ちゃん、息子(40代?)が 救急車の中で処置(ケガなし・パニックになっていたよう)してもらっていた。 消防隊員がホースをしまい終えしばらくして、やっと家へ入れた。 家の中・・・すごく焦げ臭い。 家に入ったらすぐに警察の方がピンポン。 裏のじいちゃんについて質問を・・・ でもじいちゃんを見た事ないんだよね。 怒鳴ってる声はすごく良く聞こえるし、洗濯物が干しっ放しなのも知ってた。 カブに乗って出かける所を見かけた事があるってだけ話した。 親類への連絡先を聞かれたけど判らず。 野次馬の中に組長さんがいたのを思い出し、聞きに行ったんだけど判らず。 ここって自宅の電話番号しか町内でも把握してないんだって。 静岡では町内会に自主防災台帳(家族構成・緊急連絡先など)を提出しなきゃ、 災害物資が配給されないのに。ホント横の繋がりが全くない町内です。 火事ってなすすべなく見てるだけなんだね。 ドラマなんかで燃えている家のまで「家の中に~~~」て叫ぶシーンがあるけど まさにその通り。 私が火事現場に来た時にはすでに鎮火しつつある所だったけど あれがまだボーボー火が出ていたら、私も「家に入らせて~~~」て叫んでいただろうな。 こんな所で全財産失うなんて絶対イヤだ! 焦げ臭いのは家の中だけじゃなかった。 洗濯物が・・・臭い。 昨日雨だったから今日は大量に洗濯したんだよなぁ。 もう一回洗いなおすべきか。 鎮火後、TVカメラも撮影に来てた。 寝室から火事現場が良く見えるんだけど、警察の人たちが写真撮りまくってる。 ヨーカ堂で電話を貰ってからすでに4時間。 子供たちは何もなかったように帰宅。 「火事だったんで~」と言ってもリアル感なし。 裏のじいちゃん、帰ってきたのかなぁ 周りは何もなかったように静まり返ってるけど、私の手の震えはまだ止まってない。 でもこれ書いてたら腹減ってきた。お昼食べてないもんなぁ。

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