健康法・病気・花・愛猫のことなどアレコレ~ガリレオ二世の気まぐれ日記

2013/09/16(月)15:15

昨日は義母との最後のお別れでした!

前回のブログ記事でお知らせしましたが、今月12日午後6時20分に義母が96歳で永眠致しました。コメントやメールなどでお悔やみの言葉をいただきましたが、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。 義母は90歳を過ぎてから癌が発見されましたが、老衰もあって手術は困難でした。高齢だと癌の進行も遅いと言われていますが、義母の場合は進行が早く全身に転移をして苦しむ結果となりました。今は苦しみから解放され安らかな眠りにつきました。 12日に亡くなりましたが、この日は家族だけで一夜を過ごしました。翌日13日は仮通夜ですが、親族だけではなく生前親しかったご近所の方も訪れたりもします。 14日は通夜ですが、この日の朝に遺体は葬儀場の親族控え室に移されました。生前はどんな化粧をしていたのかを親族から聞き取りながらプロの方が死化粧をします。真っ赤な口紅が塗られましたがこれは生前の義母の希望だったようです。 死化粧を終えると親族の手で柩に納められます。柩には「魔女の宅急便」に登場するジジの人形も納められました。これは義母が寝たきりになった時に、猫好きだった義母が寂しがらないようにと妻が差し入れたものです。義母はこれを隣に寝かせて話しかけたりしながら大切にしていました。 柩には親族がそれぞれ出した10円も納められます。故人が三途の川の渡し賃として使用する他、死後の生活に困らないようにとの風習から生まれた儀式です。遺体と共に焼かれた後に取り出し「お守り」とします。六文銭を模して印刷した紙のものを使用することもありますが、そうしたことを行わないことも多くなっているそうです。 葬儀が開始される直前に遺体は葬儀場に移されて安置されます。場にふさわしくないとも思われる華やかな民謡が流されていますが、これは生前に義母が歌ったものを録音したものです。葬儀終了後は親族によってその場で食事をしますがお酒も供されます。喪主の意向で、生前賑やかな事が好きだった故人のためにとのことで宴会の雰囲気です。 昨日は最後のお別れの告別式でした。告別式の直前にまた親族控え室から葬儀場に柩が移されますが、その前に故人の顔を見ながら別れを惜しみます。告別式を終えいよいよ出棺ですが参列者が柩に花を供えます。安らかな寝顔に見えて声をかけると起きだしてくるのではとさえ思えます。この時が最後の対面でもう二度と顔を見ることができません。こらえきれずに涙が流れます。涙・涙・涙で会場が悲しみに包まれます。 柩はバスに乗せられますが親族も同乗して火葬場へ向かいます。北海道の場合は霊柩車を使う例が少なくバスを使うことがほとんどのように思えます。着いてすぐに焼香をし、それほど時間をおかずに柩は「かまど」の前に運ばれます。いよいよ火葬という段階になると、またまた涙で悲しみに包まれます。「かまど」に柩を入れると鍵がかけられ鍵は喪主に手渡され点火されます。 収骨に至るまでは約1時間半、その間は控え室で食事をしますがこの場でも酒が供されます。故人の生前の話題に花が咲き、そうしながら収骨までを過ごします。火葬が終わると喪主から係員に鍵が渡され、遺骨が引き出されて収骨に至ります。今度は遺骨とともにバスで葬儀場に戻ります。親族のみによる初七日・三五日・四十九日の繰り上げ法要が行われます。こうして亡くなってから4日間の長い日々は終了となります。 私たちが札幌に住んでいた頃は妻の実家のすぐ近くだったので、義母とは実の親以上に接する機会が多くありました。それだけにたくさんの思い出もあります。生前に受けた恩に感謝し安らかに眠られるようにと合掌。

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