健康法・病気・花・愛猫のことなどアレコレ~ガリレオ二世の気まぐれ日記

2018/03/01(木)06:56

春の嵐・冬の嵐に要警戒 ・・・2013年の悲劇を教訓に!

異常気象(22)

全国的には春の嵐、北海道では冬の嵐で台風並みの暴風になり荒れ狂うと予想されています。すでに警報が発令されている地域もあり、暴風圏に入った地域もあります。JRの運休や航空便の欠航などが決まった地域もありすでに大きな影響が出てきています。北広島市では風雪注意報・大雪注意報が出されていますが、明日午前3時以降は注意報から警報に変わります。 北海道では9名が死亡した2013年の暴風雪と同程度の規模の暴風雪になると予測されていますので要警戒です。9名が死亡した悲劇を繰り返さない為にもそれを教訓とすべきです。 2013年3月2日午後、中標津町の道道で近くの宮下加津世さん(40)と長女の未彩さん(17)次女の紗世さん(14)長男の大輝君(11)の計4人が乗った車が雪のため動けなくなりました。近くの人の119番で警察官や消防隊員らが駆け付けた時には4人は心肺停止状態で、病院に搬送されましたが死亡が確認されました。雪が窓やマフラーをふさぎ排ガスが車内に充満してCO中毒死したものです。ホワイトアウトの時には車から外へ出るのは極めて危険ですが、車の中にいてもこうした危険があることを認識する必要があります。 ​天気図がわかる 具体例を見て読んでわかる天気図に親しむ気象入門 (ファーストブッ... 価格:1814円(税込、送料無料) (2018/3/1時点) 湧別町では同年3月2日午後、漁師の岡田幹男さん(53)と長女の夏音さん(9)が車で出かけた後に行方不明となりました。自宅から約500メートルの路上で車が見つかりましたがその中には2人はいませんでした。3日朝、車から300メートル離れた場所で2人が見つかりましたが幹男さんは凍死していました。 幹男さんは携帯電話で助けを求めたそうですが、当日は動けなくなった車からの119番通報で消防も手が回らなかったとのことです。当日は全道で929台の車が立ち往生、このうち850台以上がオホーツク管内に集中していたそうです。立ち往生の車が多数で除雪車も出せない状況で、風雪は激しく歩行も呼吸も難しい状況でもあり救出に向かうことは極めて困難だったとのことです。 幹男さんは夏音さんに覆いかぶさるようにして亡くなっていましたが夏音さんは無事でした。幹男さんはジャンバーという軽装でしたが、そのジャンバーを夏音さんに着せて自身はシャツ姿だったそうです。幹男さんはこの事故の起こる1年半前に妻の美恵さんを病気で亡くしていて、一時は落ち込んでいたものの娘さんのために必死に生きてきたそうです。 ​トコトンやさしい異常気象の本 (B&Tブックス) [ 日本気象協会 ] 価格:1620円(税込、送料無料) (2018/3/1時点) 車の中は温かいので冬でも軽装で運転をする人が多いそうですが、いざという時のために防寒着を準備するなどは必要ですよね。2013年のこれらの事故は、自宅の近くへの外出ということもあってそれほど深刻には考えていなかったのかもしれません。ホワイトアウトになると方向の確認も困難で自分がどこにいるのかさえ分からなくなりますから恐ろしいです。 天気の急変も油断を招く大きな要因だったのかとも思います。2013年3月2日午前中は青空も見えていて穏やかな天気だったとのことです。午後1時頃に雪雲が空を覆ったと思ったらあっという間に猛吹雪となったそうです。 知ろう!防ごう!自然災害(2) 台風・強風・豪雪・洪水 [ 佐藤隆雄 ] 価格:3240円(税込、送料無料) (2018/3/1時点) 今年は北広島市は例年に比べて雪が少ないのですが昨年は雪が多くて大変でした。昨年は一気に雪が降り積もり路面もかなりの積雪量となった日があって妻の運転する車が立ち往生しました。JAFに助けを求めたのですが「依頼件数が異常に多くていつ行けるか分からない」との返答でした。私も駆けつけて夕方から深夜にかけての作業でようやく脱出できました。いざという時には助けが来ないかもしれないということも認識する必要があります。 よくわかる!天気の変化と気象災害(第3巻) 気象災害からくらしを守る [ 森田正光 ] 価格:3240円(税込、送料無料) (2018/3/1時点) 今年も雪の影響で大渋滞ができて長時間車の中で過ごさざるを得ないという地域もありました。防寒着や最低限の食料の準備が必要ですし、燃料を満タンにして出かけるということも必要でしょうね。車で出かけないにしても暴風雪による停電という事態が発生することもあります。そうした事態に備えた対策も必要です。皆さんも十分に注意して下さいね。 にほんブログ村

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る