2011/02/21(月)14:49
癌という病 くうみんはこうしてひねくれた
癌になったことを仕事上の理由などでカミングアウトしない人も多いと思いますが、くうみんの場合はフィットネスクラブで髪の毛が抜けて迷惑をかけるからと、カミングアウトしました。
どうもみんな、「頑張ってください」とか、「体調はどうですか」とか、口をそろえて言うのです。
くうみんはこれが嫌でなりません。頑張ってくださいって、何に頑張るんだろう。あの苦しい治療?マラソン頑張れって言われるのはうれしいけど、治療で頑張るのはいやなことです。
「体調はどうですか」
って、抗癌剤やった人間が体調いい訳ないのです。みんな悪気があって言っている訳じゃない。気遣っていっているのです。
だからそのたびに、はいありがとうございます、もう大丈夫ですと言っていたのだけれど…どうも、これでいいのか、悪気がないからいいことなのかと、居心地の悪い思いをするのです。
闘病、癌と戦う、これも好きな言葉じゃありません。癌は私の体の一部です。最近癌さんはこういっているような気がするのです。
「私があなたを苦しめた?痛い思いをさせた?」
って。そう、前にも書いたとおり、癌自体は痛くも苦しくもないのです。治療が苦しいのです。だからくうみんは癌さんに言います。
「癌よ、ういやつ。もそっと近うに。おとなしくしているのじゃぞ。私が死んだらそなたも死ぬのじゃ」
くうみんの若い頃は子供はまだ、とか普通に言っていたけれど、今は言わなくなりました。プライベートのことだし、欲しくてもできない人もいるのだからと言うことにみんなが気付いたからです。
と、言うことで!言っちまうことにしました!
「頑張ってください」
「やだ、頑張らないよ~ん!」
「体調はどうですか?」
「最悪さぁ~!!」
こう答えると皆、えっ、と言う顔をします。あっかんべしながら立ち去るくうみん。
ひねくれくうみん誕生さっ。
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