アラフィフおやじの温泉やITや中国や道の駅のブログ

2008/06/29(日)23:12

ボスポラス海峡トンネル(沈埋トンネル)

時事問題(38)

先ほどNHKで夜9時からやっていた「沸騰都市」トルコ編で見た話から。この前は同じ時間で放送されていた「激流中国」のことを日記に書きましたが、この時間帯にやるNスペ、なかなか面白いです。番組ではこれまでUAEのドバイやバングラデシュなど、いわゆる急成長する新興市場国のことを紹介していますが、今夜はトルコ。これまで政教分離を憲法で規定していることもあり、脱イスラム・入欧州(脱亜入欧の明治維新後の日本のようです)を国是としていた国が、最近イスラム色が強い政権に変わったことで、国内が不安定になるという懸念がある一方、最近の急成長、グローバル化で商売がどんどん広がっているといったような話。この中で特に関心を持ったのはイスタンブールの真ん中を流れ、アジアとヨーロッパを分けるボスポラス海峡に、海底トンネルを掘るという話。ボスポラス海峡には橋は架かっているものの、トンネルはトルコ人の長年の夢だそうで、ここに日本の大成建設が海底トンネルを建設中で、あと2年くらいで完成するようです。その海底トンネルの工法が私の琴線に触れました。「沈埋(ちんまい)トンネル」という工法なのですが(こんな感じです)、大雑把にいえば、トンネルが入った鉄の大きな箱を、そのまま海底に沈め、その箱をたくさん海底に這わせていくといった工法です。海底トンネルというと、日本の青函トンネルのように、海底のさらに下の岩盤を掘っていくものばかりと思っていましたが、最近は技術が進んだものですねえ。子供のころ、青函トンネルが海底トンネルだ、ということを聞いて、ガラス張りのトンネルを海底に作るのかなと思っていたころがありましたが、この「沈埋トンネル」というのは、さすがにガラス張りではありませんが、基本的に海底を掘らず(実際には少し掘ったところに箱を埋める感じですが)、海底にそのままトンネルを置いていくような感じ。ちょっと調べてみたら、東京港の埋立地間のトンネルもこの工法のところが多いんですね。どうりでいつの間にか結構長い海底トンネルができていると思いました。これだと、海底の下を掘り進める必要がなく、短期間・低コストでできるわけです。トルコは、昨年GWに熊野古道めぐりをした際に、途中紀伊大島のトルコ記念館(トルコ軍艦遭難地)に寄って以来トルコがとても親日的であることもわかり、親近感が強くなりました。何となく地理的・地政学的条件や歴史が日本に似ているようなところもあったりして、今日のボスポラス海峡トンネルに日本が関与しているところをみて、ますます関心度アップです。語学マニアとしては、まだ未開であるトルコ語から入ろうかと意を強くしたところでございます。。 人気blogランキング 中国BLOGGER人気ランキング

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