ほくほく線で豪雪地帯往復(1)
昨年のこの連休は越後湯沢に日帰り弾丸遠征して雪を見てきました。今年もどこかへ雪を見に行こうということで、越後湯沢の先、糸魚川まで一泊で行ってきました。現在の北陸方面への短絡ルートは、越後湯沢で北越急行ほくほく線を経由する特急はくたかが使われていますが、3月14日に北陸新幹線が金沢まで開通すると、このルートは使われなくなって単なる3セクのローカル線になり、はくたかという名前も北陸新幹線の各駅停車タイプの列車に譲られることになります。その前に一度ほくほく線ルートに乗っておこうというのと雪見を兼ねて速攻で行ってきました。越後湯沢で特急はくたかに接続。大清水トンネルを抜けるとこの時期本当に景色が変わりますね。はくたか金沢行き。あと2ヶ月で見られなくなります。せっかくなのでほくほく弁当。お米はコシヒカリ。雪壁に感動。六日町の手前あたり。雪雲なのか低い雲がたなびく独特の風景。上越線から分かれてほくほく線の単線に入ったあたり。ほくほく線は山間部の豪雪地帯をトンネルで通過する高規格の直線の多いルートです。一部区間では160kmという在来線では最高レベルの速度。北陸新幹線開通であまり使われなくなってしまうのが残念です。北陸方面でも直江津とか場所によっては今の方が便利なのでは。飯山線の十日町を越えて信濃川を渡るあたり。このあたり結構吹雪いてました。虫川大杉という駅で反対方向の列車と入れ替えでごく短時間停車。ほくほく線ルートを抜けて北陸本線に合流、日本海が見えるあたりに。直江津駅到着。ここは上越市の中心的な場所のひとつですが、新幹線の駅はここからやや遠い上越妙高というところになります。日本海です。これも。糸魚川駅到着。大宮から2時間ちょっとくらい。糸魚川はヒスイとフォッサマグナが売り。北側の出口は「日本海口」。200mくらいあると日本海に到達。糸魚川駅は今後新幹線駅で最も日本海に近いというのが売りになるようです。雨が結構降っていましたが、所々深い青色がきれい。ここです。糸魚川は糸魚川静岡構造線の北端。北米プレートとユーラシアプレートの境目でもあり、日本で何か所か指定されている「ジオパーク」も売り。ヒスイが古代から産出されているのもそういう背景から。あの展望台は現在立ち入り禁止でした。本当はこのあと市内を回る100円バスに乗って「フォッサマグナミュージアム」に行こうと思っていましたが、改修中のため3月半ばまで休館であることが判明。新幹線開通に合わせて大幅改修されるようです。なので、時間調整のため、売り出し中の糸魚川のB級グルメ「ブラックやきそば」で一服。黒いのはイカスミ。糸魚川駅から大糸線に一駅乗って姫川駅で下車。この日はちょっと暖かく、糸魚川は雨でした。今回は鉄ちゃんで貫徹。。駅の右側には数年前に破たんしたという姫川病院というのが廃墟のように佇んでいます。通院する人向けに30年くらい前に作ったこのあたりでは新しい駅にも関わらず、寂しい状況になっています。この先、大糸線は白馬や信濃大町方面までつながっていますが、直通電車はなく、JR西日本管轄区間である南小谷まで行く列車しか走っていません。姫川駅から徒歩数分のホテル国富アネックスというところに投宿。ここは97度という高い源泉が湧出しています。ここは露天風呂でなく湧出のみですが、周りには特に何もないのでホテルの露天風呂でまったりさせていただきました。。ホテルの横を流れる姫川。夕食のコース。今回は「ひとり旅プラン」を予約。寒鰤のあぶり。このあたりの特産らしいアンコウの鍋。卵がたくさん入ってました。続く。