広州人のおもしろ日記

2008/10/07(火)16:24

北京旅行第一日目

旅(33)

急に涼しくなった広州です。 水温も下がりシャワーの温度も下がりました。 窓を開けて寝ると毛布が必要な位です。 ただし、蚊が入ってくるので網戸は必須。 さて国慶節の一週間は北京旅行をしてきましたので少しずつ紹介します。 まずは列車移動を基本とした為に切符の発売5日前に買いに行ったが、寝台は一つも無し。 仕方なく硬座が有ったので売り切れる前に買いました。  特急列車であるため硬座でも料金は高く253元と手数料5元を支払う。 列車は28日の朝9時52分発の海南省三亜発北京西行きの特別快速T202次。  朝8時に家を出発し、地下鉄3号線で客村駅で2号線へ乗り換え約30分で広州駅に到着。 ここから駅構内へ安全検査を受けて入り、待合室はどこかを表示板を見たら、何とこのT202次のみが晩点と表示されているでは無いですか。 よく見ると二時間遅延の発車とある。 そもそも約21時間の長旅である為疲れないようにとぎりぎり出てきたが、ここで二時間も待つとは先が思いやられます。  仕方なく広州駅見学と切符売り場へ行くとすごい広州駅切符売り場の長い列。 窓口がかなりあるが何処もかしこも長蛇の列。  皆故郷などへ帰る客や旅行者で一杯です。  表示パネルでは空席の表示を行っていますが、殆どの列車は寝台など無く、わずかな座席指定のみで、殆どは無座(座席指定無し) 切符の販売のみ。  これさえ買えなければ列車に乗ることすら出来ません。 (写真1)   再度駅構内へ入りましたが、地下鉄からの乗換えでは簡単に入れるのですが外からは帰省客などが犇めき、簡単に入れません。子供などが いると大変です。 どうにか入り込みX線検査を済ませると警官が、抜き打ちで身分証の提示を求めています。 そばで暫く眺めていましたが、どうも抜き打ちではなく出稼ぎ者や若そうな男性などで服装や容姿で選別しています。 ちなみにそばをうろつきましたが私には見向きもしませんでした。 (写真2) 漸くして12時前に三亜からの列車が到着し、改札が始まりました。 皆一目散に列車へ走っていきます。  なぜ、こんなに急ぐのか不思議に思いましたが、後からわかりました。  私は写真を撮りながら行ったのが間違いで一番前(広州で方向が入れ替わる)の車両へ乗り込みわが座席へ行ったら既に棚は大型の荷物に 占有され載せるところが無い。  仕方なく衣類の入ったバックのみ隙間に押し込み、リュックはひざの上。  いやまあ、硬座車両の長旅でしかも国慶節の過密時期の移動は初めてで座席は満席でその上通路まで人で一杯になっています。  これらの人たちは例の無座切符で乗って来た人たちです。彼らの姿から旅行者でもなく、帰省者でも無い楊に思え周囲の人たちとの会話 を聞いていると湖南省の出稼ぎ者との事。 広州で打工を行っていたが老板から北京で仕事をするよう言われ移動するらしく周囲10人以上が仲間との事で、夫婦できている人も多く、 中には乳飲み子を抱えた人も。 聞いたら生まれて一ヶ月の事。こんな小さな赤ちゃんをしかも無座で21時間も移動するとは信じられませんでした。 (写真3)  通路で立ってのも限界があるため一部は椅子を持参していますが、そのうち殆どが座席に尻を割り込ませてきます。  の座席が二人掛けが三人三人掛けが4人と非常に窮屈です。私はリュックが重くテーブル半分に乗せ片手で押さえながら座っています。   私の座席は車両の一番端でトイレに近いのですが、そのトイレに行くのも一苦労で、通路に座っている人をよけながらトイレの前にいる 人にどいてもらい漸くトイレ入れます。  特急車両は垂れ流し式ではなく飛行機のようなバキューム式で、臭いは差ほど無いのですが、使う人のモラルと頻度から汚れがひどく なってきます。  また、洗面所はありますが人がその上に座り占拠しており使用不可です。  席に戻ると通路の無座の人が座っています。  まあ、長時間同じ姿勢はエコノミー症候群になる為暫く立つ事に。 (写真4) また、夜食にとカップめんを買ってきたのですが、間反対の車両入り口まで行くには通路の人にどいてもらわないと進めない為に あきらめました。  周囲の人がカップめんを食べだしたのでどうやってお湯を確保したのか見ていると、何と皆さん準備が良いようでお湯の入ったポットを 持参していましたね。  昼の12時から夜が来るまで長い事。  何回かトイレに行き、その都度少し立つ動作を繰り返し、9時過ぎには深い眠りに入りました。  ある時頭を持ち上げると何かにぶつかるではないですか。振り返ると何と反対側の二人座席に三人おり、三人座れない為、真ん中の人が 背凭れの上に座っている為でその人の尻が反対側にはみだしぶつかったのでした。 明日は、北京到着から。

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