2009/07/13(月)23:09
賄賂とサイドビジネスの中国
広州市では公立の公園や博物館を順次無料開放化を進めています。
現在では殆どの公園や博物館が無料開放されました。
ところがこれらの博物館などは閉館時間の前に入場を制限しています。
今回は広州市ではなくお隣の東莞市の虎門鎮(太平)にあるアヘン戦争の記念館で起きています。
ここは閉館前の午後4時半に入館を締め切ります。しかし、夏になる今では4時半ではまだまだ明るくしかも気温が高い昼間よりはすごしやすくなる時間です。
ここの海戦記念館は虎門大橋のすぐ下に位置し、大河の珠江の川沿いにあります。
ここに遊びに来た観光客を相手に外に居る行商の人が既に閉館し入場できない観光客にあなた達は何人居るのか、30元出せば入場させてやるなど声をかけてくるそうです。
大概の人は館員でもない行商の話など信ずることは無いのですが、実際に支払った客が居て、その行商人が博物館の保安員に声をかけるとなんと入り口を開けて入館させたではありませんか。
どうも外の行商人と博物館の保安で話がついているらしく本来無料である博物館へ賄賂を渡して時間外でも入館させているようです。
そもそも過去はこの博物館入館料は10年前で8元、その後20元くらいしていたと思いますが、無料化になり客から30元でも貰い、それから保安へ一部を渡して儲けているようです。
まあ、賄賂の国ですので驚く事はありませんが、相手が政府が運営する博物館ですのでなんとも言えないですね。