2010/09/01(水)13:42
中国の医療事情 つづき
先日はケガをした為、救急車の世話になる機会が有ったのですが、幸いケガは大したことは無かったのですが、一時は頭部から出血が大量に有ったためやはり驚いてしまい、120番へ電話して救急車を呼びました。
公園の保安も駆けつけてくれて近くの診療所へ連れていってくれましたが、救急車が到着したため先日の人民病院へ行くことに。
診療所の若いお医者さんにはすまない気がしましたが、少しでも大きく施設の整った病院の方が安心感もあるのでいどうしました。
診療所では救急の手当をしていただきまして、縫合する直前でした。この診療所はあとから調べたらお世話になった病院の下部組織で同じ傘下の施設でしたが、費用はどうなったのか判りません。
救急車も本来有料なのですが、救急処置の書類にサインをしましたが、費用の請求はありませんでした。
サービスなのか、忘れたのかはわかりませんが後から請求されても困りますが。
鎮所属の人民病院(一級甲の医院)で、傷口の消毒と縫合を行ないましたが、今は通常縫合糸は自然分解の抜糸不要が覆いと思いきや、普通の縫合糸でした。
手術も医師のみで看護師はおらず、付き添いと共同で作業。(何か変ですが)
手術用の器具類はきちんと消毒はされているとは思いますが、包んで有る布類はみな茶褐色でしたね。白い生地は見かけません。
このあたりでは水質が悪いので洗うと白い生地は茶褐色に変わりますので仕方が無いのでしょう。
中国では静脈注射が好まれるようで、どの病院にも注射室が設置されていまして、成人用の椅子席と子供用のベットがあります。
わたしもインフルエンザにかかったときは必ず注射され、静脈注射は当たり前のようですね。
怪我の場合も細菌感染防止の為に抗炎症剤や抗生物質の注射をよく行うようです。
この注射室ですが周辺の患者が主な様で、乳幼児の患者を釣れている親を見ていますと、子供がトイレに行きたいようで、どうするか見ているとなんと部屋の隅からゴミ箱を持ってきてその中にオシッコをさせていました。
乳児の場合は例の股開き式のズボンで漏らしたのでしょう。おむつもしていないのでベットの上がオシッコだらけ。
でも気にせずそのまま拭きもせず放置。
注射室は空調は効いていましたがハエが跳びまわり、こどもと一緒に食事をしている親も。
田舎の病院と都市の病院の違いなのでしょうか。
昨日は、田舎の病院へ継続していくのは大変ですし、衛生面も心配なので近くの三級甲医院へ。
特に異常はないので、傷口の手当と、抗炎症剤を注射。
ここの病院は国際認定も受けている病院で非常に綺麗で衛生面でも安心なのですが、専門的な医師はチョト多くはいそうにはないので、重病の場合には使いません。
受付で診察券を出して、指定された医師の診察室へ。
外科は患者が少ないのか待ち時間はなし。
確かに近代的な病院ですべてコンピュータにて患者の病歴から処置内容、費用などが一元管理されているのですが、あまりにもコンピュータ化されているのがちょっと気がかりに。
部屋に入りまずは診察券をカードリーダーで読み取り、そこに医師が新規の内容と処置、薬、注射などの指示を入力するのですがこれにかなりな時間を要しており入力に約5分くらい。これもスムースでは無く機械が悪いのか医師の不慣れな為かはわかりませんがコンピュータに使われているように思えましたね。
漢字はペンに依るボードでの入力とキーボードの併用。
実際の傷口の確認葉たったの1分程度でした。
医師は医療業務よりコンピュータ操作時間の方が多いのではと疑問が。
それに引き換え注射室は看護師が暇も無いほど忙しい状態で、受付には行列が。
看護師はカードを読み取り医師の指示通りの血液検査または注射指示から検体容器の準備(ラベル貼りなど)、まとめて10人ほどこなすと、今度は採血や注射、それが終わるとまた、受付と事務作業から医療業務まで過労働ぎみ。
やはり三級医院と一級医院では患者数も全く異なりますし、みな大病院へ集まってくるのでこうなるのでしょう。
そうすると地区の医院はどうやって患者を集めて収益をあげるのか大変だと思いますね。
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