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Aug 31, 2024
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テーマ:DIY (3396)
カテゴリ:DIY
久しぶりの修理でしょうか?
今回はrecolteのGrand KAFFE DUOというコーヒーメーカー。

どうやら電源を入れても出てこないらしい。




今回は説明書が入っていたので、まずは説明書を熟読してから、実際に使ってみることに。





蓋を開けると、なにやらフィルターの中にパーツが転がっていますが、これは2カップ用の水を注ぐ際の目盛りのようでしたので、問題ナシ。


ただし、中がとんでもなく汚い。

このマシンは水タンクが独立していなくて、挽いた豆を入れたフィルターを設置する部分と水を入れる部分は簡易な敷居で分かれているだけなので、内側全体に挽いたコーヒーがこびりついて全体的にジメジメしています(写真自主規制)。




いや、こんな所から出てくるコーヒー、よく飲めますな・・・(涙)。





幸い取説には「丸洗いOK」と書いてあったので、作業場から台所に移動してとにかく全体を洗浄し、こびりついた汚れを除去。

細かいところはキムワイプと綿棒でゴシゴシして、完ぺきではないもののとりあえず我慢できる程度まで綺麗にしました。






なお、ステンレス製ゴールドフィルターの持ち手部分が割れてましたが、こちらは今回修理せず。

その下にあるフィルターホルダーの方の持ち手は問題ないので、そちらを使って2つ同時に本体から取り外せばよいだけなので。





さて、このコーヒーメーカーですが、ウォータータンク部分に水を入れてると、左下の部分から水が下に落ちて行って・・・





温められたお湯が右側から上がってきて、





蓋側についている通路を通って、コーヒーフィルターの上に注がれてドリップされたコーヒーが自然落下でカップに注がれるという仕組みです。





コーヒーが出てこない原因がどこだか分からないし、詳しい話は聞いていないので、とりあえず水に含まれるミネラルで通路が塞がれている可能性があると思い、手近な蓋部分の通路を取り外してみます。





中身を見てみたけど、全く問題ナシ。
凄く大きな通路なので、このパーツ内が詰まってお湯が出なくなるということはあり得ないです。





とりあえず、自分で状況を確認するために、ウォータータンクに水を入れて、
コーヒー粉は設置せずに、お湯がカップに注がれるか試してみましょう。





蓋を締めて、カップを置き、電源を入れてしばし待ちます。














しばし待ちます・・・















しばし待ちます・・・・・・・・・・


















出ねぇ・・・(10分待った)。


液体も出なければ、



湯気も出ない。



なんなら音も出ない・・・。




電源のランプだけが赤く光っているけど、この機械は仕事をしていません。

ただただ赤く輝いて働いている振りしてるだけ。









ウィナーズ株式会社。




あんた、全然勝ってないよ・・・。




というわけで、気を取り直して分解です。

まずは目についた底面の6つのネジを外します。






コーヒーべったりの汚い底面が外れました。

この後更にもう一枚の黒い底面を外しましたが、肝心の内部パーツにアクセスできなかったので、別の手段を検討します。





蓋を開けてジックリ見てみると、まず2か所のメクラ蓋を発見。

この蓋を外すと隠しネジが現れましたので、さっさと外します。

でもカバーが外せません。

蓋の取り付け位置にもう1つのネジが隠れているので、蓋を外して3つ目のネジも外します。




これで本体の黒い部分を引き上げれば、内部パーツにアクセスできそうです。





で、そーっと引き上げてみると・・・




いきなり不具合箇所を発見しました。

本来あるべき配線が腐って切れてます。





その配線はというと、中の方で丸まってました(赤いやつ)。





このままでは作業しにくいので、さらに本体をバラします。

2か所のネジを取り外して、本体のお腹部分の黒い蓋を取り外します(なお、メクラ蓋1つ欠損してました)。





はい、御開帳~。





これでこのコーヒーメーカーの仕組みが分かりますね。

下側から落ちてきた水が、金属製のチューブの中を通って温められて、上に上がっていくという単純な仕組みです。

ただ、一番大切な配線が切れているので、温まらないしポンプも動かないという状態。






配線の先端は錆びて腐って砕け散ってます。





ゴミを取り除くと、端子の付け根だけが残っている状態でした。





接続する側の形状から、ここは平型端子のメスを取り付ければ良いので、手持ちの平型端子を圧着。
ホントは電位差によるサビの発生を回避するには、オスとメスは同じ材質にすべきなんでしょうが、手持ちの平型メスが金メッキしかなかったので、ま、いっかと。





本体のオス側は、サビてグズグズになっていた部分を取り除いた後、ワイヤーブラシを取り付けたリューターで磨いて接点を確保。





作成した平型端子を接続して・・・






元通りに組み立てたら完成です。

そうそう、最近分解時のネジを保管するためのアイテムとして、半球のシリコン製チョコレート型を使うようになりました。

半球ってのがポイントで、製氷皿みたいに四角いと中に入れたネジが取りにくいんですよ。
お薦めです(前に紹介したっけ?)。






組み立てが完了したので、改めてウォータータンクに水を入れて試運転。
問題なくお湯が出てきたので、作業完了です。







今回このコーヒーメーカーを分解して改めて思ったのは、コーヒーメーカー買う時は、ウォータータンクは別体のものを買った方が清潔性が保たれて良いということ。

あと、前述の通り「丸洗いOK」を謳ってますが、内部は防水処理を施しているわけではないので、「錆びて使えなくなったら買い替えろ」というのがメーカーの隠れた思惑なのだと思います。

ホントは中身の錆びを落としてあげたかったけど、おそらくその処理中にあらゆるところが壊れることが想像できたので、今回は故障個所以外は見なかったことにして、


​「そっ閉じ」。
​​​​​​​​​​​​​​​​​





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Last updated  Aug 31, 2024 07:30:06 PM
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