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テーマ:DIY (3389)
カテゴリ:DIY
突然ですが、脚立と梯子と踏み台、違いは分かりますか?
脚立は、A字型になっている自立式の昇降用器具で、高所作業を行うためのモノです。 モノによっては1本1本の足の長さを調整できるものもあります。 ただし、てっぺんに立って作業したり、またがって作業することは禁止されています。 梯子は立てかけて使用するのを前提で作られているものなので、形状的には「I型」になります。 モノによっては真ん中で折れて脚立として使えるものもあります。 最後に踏み台は、「λ型」や「A型」などの形があり、脚立と似ていますが、 天板が広くなっていて、てっぺんに立って作業することが可能なものです。 さて、我が家にはいくつかの梯子や脚立の類があるのですが、 ここに2つのアイテムがあります。 どちらも3段ですが、左が脚立で、右が踏み台。 脚立の方は、前述の通りてっぺんで作業してはいけないので、このように天板に乗ることを禁止した注意書きがあります。 一方で、踏み台の方は脚立と比べて天板が広くなっていて、注意書きは天板に乗る時の足の向きに注意することだけが書かれています。 これまでは脚立の方しか持っていなかったのですが、踏み台の方を追加購入しました(1年近く前の話)。 で、これ、何のための脚立(&踏み台)かと言うと、サーキットで写真撮影する時に使用するものなんですね。 サーキットは、安全のためコース周囲に金網が張り巡らされていますが、撮影の時は邪魔なので、金網の上からレーシングカーを狙うんです。その時のために使用するアイテムです。 一周4~5kmあるサーキットを終日歩き回るため、持ち運びしやすいように、改造して脚立側面に持ち手を取り付けているのがポイントです。 で、これまで注意書きを無視して脚立の天板に乗って撮影していたのですが、天板が小さく、その狭い所で一脚使ったりすると、たまに一脚が天板から落ちたりするので、より安定する踏み台に切り替えることにしたわけです。 9月半ばには富士スピードウェイで開催されるWEC(世界耐久選手権)に行く予定なので、本日は踏み台に持ち手を取り付けるための加工を行います。 これまでの使っていた脚立からパーツを移植するのですが、脚立の方は側面が平らで、しかも「冂字型」だったので、金具を取り付けやすかったのですが、 新しい方の踏み台は「口字型」で、しかも外側はラウンドしているというややこしい形。 内側(↓)は平らなんだけどねぇ・・・。 脚立に取り付けていた時に使っていたパーツはコチラ。 ◎型のスポンジをグリップとして使用して、その中に全ネジを通して、それを2つのシャックルを介してΩバンドで脚立に取り付けていました。 今回は、Ωバンドを固定するボルトを延長して、口型の踏み台の足の外、内両側面を貫通させて取り付けようと思います。 まずは、踏み台をたたんだ状態で横に置き、重心を探ります。 2つのΩバンドの中心間の距離は200mmなので、重心を中心にして前後100mmの所に印をつけて、踏み台の軸に一周マステを巻きます。 一周したマステがズレずに重なっていれば、その裏表の中心位置に穴を開ければ、ボルトが通るハズ。 Ωバンドの2穴間の距離は30mmなので、それに合わせて踏み台に印をつけて、穴あけ加工を行います。 使用するボルトはM4なので、直径4mmの穴を開けます。 Ωバンドを取り付けるのに使用するボルトは、M4の35mm。 念のため、ロックタイト(緩み防止剤)を塗布してナットを締めます。 あとは、シャックルとグリップを取り付けて、 持ち運びする時に足が開かないように、ゴムバンドを取り付けたら完成です。 サーキット行くと踏み台を持っているカメラマンは結構いますが、こうやって加工している人を見たことがありません。絶対持ち運びしやすくなるのに、どうしてみんなやらないの? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 1, 2024 05:56:29 PM
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