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テーマ:車に関するお話(10006)
カテゴリ:車
さて、CP後の速度変更のことはひとまず置いておいて、StageのSpeed chartの情報を入力し終えたら、ラリー中のRegularity / TSDモード(以下TSDモード)の使い方について簡単にご紹介。
実際の所、結構親切なTutorialがあるので、まずはそちらを確認していただくのが良いのですが、ここではその保管の意味も込めて気が付いたことを書いておきたいと思います。 まず、ラリースタート前にTSDモードを立ち上げます。 画面が表示されたら、左側にある(もし表示されていなかったら「hide」ボタンを押すと出てきます)「Reset」ボタンをタップ。 ![]() すると、Speed chartを入力した画面が出てくるので、上端にある「LOAD」をタップ。 ![]() SaveしたSpeed Chartを選択します。 ![]() すると、先程入力したStageのSpeed chartが表示されるので、情報が問題ないことを確認したら下端の「START」をタップします。 ![]() 下の写真は、スタート時間を12:45:00に設定していた場合です。 この画面の状態のまま、スタート順に車を並べます。 ![]() スタート時間30秒前になると、画面上でカウントダウンが始まります。 ![]() で、スタートすると、各項目が動き出します。 ![]() IDEAL TIME(上の画面の青い部分)は、理論値と比較してどれだけ自車が遅れているか(もしくは先行しているか)を表示しています。 遅れている場合は、「SPEED UP」の文字と、実際に遅れている秒数、および背景が青になり、先行している場合は、「SPEED DOWN」の文字と、秒数、そして背景が赤に変わります。 コドライバーは、この情報を見て、「〇秒先行」、「〇秒遅れ」などの情報をドライバーに伝えればOK。 また、DISTANCE TO SECTION ENDには、次のコマ図(曲がり角)までの距離が表示されるので、コドライバーはそれを読み上げながら、曲がるべき方向を伝えれば良いわけです。 通常、アベレージラリーはOBD II接続のラリコンから得られる、m単位のトリップメーターを使用します。 それと比較してGPS情報がどれだけ正確か?と言われると、当然GPSの方が精度が低いというのが一般的です。 ただ、個人的にはラリコンを使用せずに参加するレベルであれば、GPSの精度はそこまで厳密に期待しなくても良いのではないかと思いました。 実際の所、このアプリを使用した感じだと、コマ図の示す距離と、DISTANCE TO SECTION ENDの距離はほとんど差がないです。少なくとも、「GPS測位だから曲がり角を間違えた」というようなことは起こらないのではないかと思います。Section毎に補正はできるし。 また、通常、アベレージラリーではラリースタート後にODチェックを行います。 オフィシャルが測定した車輛と自車とのオドメーターの差を確認するための走行です。 関東デイラリー 第1戦では、9コマ目でそれが行われました。 9コマ目のスタートから16.441km地点で、自車のトリップメーターが何kmを指しているのかを確認し、その誤差を今後のラリーの計算に使用するというものです。 ちなみに、この時の自社のGPS測位のトリップは16.39kmでした。 自車/オフィシャル=99.69%です。 つまり、今後のラリーにおいても、自車が99.69km走った時点で、オフィシャル的には100km走行したということになります。 コマ図の距離は全てこのオフィシャルのメーターによりますので、99.69%という比率は常に念頭に置いておく必要があります。 Rally Tripmeterでは、この比率をあらかじめ設定しておくことが可能です。 アプリの左上、ハンバーガーメニューからSettingをタップし、Calibration factorを選択します。 ![]() 通常は1.0に設定されているこの数値を、自車のトリップ / オフィシャルのトリップで算出した値(今回でいうと16.39 / 16.441=0.99689)を入力すればOK。 ![]() これにより、設定しておいたSpeed chartの距離の値は全てこの比率で再計算されたものが表示されるようになります。 その5に続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 8, 2025 07:00:13 AM
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