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テーマ:車に関するお話(10328)
カテゴリ:車
さて、少し間が空いてしまいましたが、GNSSの受信精度を上げるための取り組みとして、 前回、下記2つの内、
【GNSSの受信精度を上げる】 1. 受信電波の強度を上げる 2. 複数の周波数帯を受信する 【GNSSの受信頻度を上げる】 3. サンプリングレートを上げる 2を試してみましたが、見事に失敗しました。 ということで、今回は3を行いたいと思います。 以前にも書いた通り、スマホやタブレットを使用する限り、一般的にGNSSとの更新頻度は1Hzです。 つまり、1秒間に一回GNSSと位置情報をやり取りしているということです。 これをより高頻度にすることにより、例えばコーナー中の実際の走行ラインに沿った測位が可能になるため、距離の精度が上がるだろうということです。 コーナー中のGNSS測位による誤差については、コチラに書いた通りですが、 例えば、測位頻度を1Hzから10Hzにすることによって、そこから導き出される走行ラインは実際の走行ラインに非常に近くなるということは、下記の図からも分かる通りです。 ![]() 1Hzで測位した場合、その計測距離は実際の走行ライン(上図の点線)と比較して短くなりますが、10Hzにすればより点線に近いラインになるという訳です。 じゃあ、どうやって10Hzにすれば良いんだ?ということなのですが、 結論から言うと専用のBluetoothアンテナとアプリを使用します。 という訳で、今回用意したのはBiz Stationが発売しているAndroid用高精度外部GNSSユニットの「DG-PRO1S」。 ![]() サーキット走行などで走行ラインのログを取る時に使用するアイテムです。 Androidのスマホを使っている方なら、「開発者モード」というのを聞いたことがあると思います。 設定画面にある「ビルド番号」を7回タップすると現れるモードで、これを有効化するとAndroidのさまざまなウラ設定を弄ることができます。 その中に、通常内部GPSを利用して測位する位置情報を、疑似的に他のアプリに委ねるように変更することができる項目があります。 それが、この「仮の現在地情報アプリを選択」というもの。 ![]() 今回導入するGNSSユニットをBluetoothでAndroidに接続し、専用アプリのDrogger GPSでデータを読み込みつつ、その情報を位置情報として使用するように設定するんです。 なお、アンテナ自体はモバイルバッテリーなどから電源を得て動作します。 ![]() DG-PRO1Sは、最大10~18HzでGNSS測位を行うことが可能なので、移動時の位置情報がより正確になるというわけです。 このアンテナを通常のGPSアンテナのように車のダッシュパネルやフロントガラスに貼り付けても良いのですが、公式サイトによると、より精度を上げるための設置の仕方というのがあるらしい。 それが、 「スチールやアルミ板で直径10cmのグランドプレーンを作成し、そこにL字型ステーを使ってアンテナを立てて設置する」 というもの。 という訳で、年末年始の間に工作。 1mm厚のアルミ板を買ってきて・・・ ![]() 丸く切り出したら、 ![]() 100円ショップで買ってきたアクリルケースをぶった切って、L字ステーに加工。 ![]() 両面テープでL字ステーを取り付けたら完成です。 ![]() で、あとはディスプレイオーディオに専用アプリをインストールして、DG-PRO1Sを認識させればOKとなったのですが、ここでまさかの問題発生。 ディスプレイ上でペアリングはできるのに、何故か専用アプリ上でアンテナにBluetooth接続できない。 スマホやタブレットでは問題なく接続できるのですが、何故かディスプレイオーディオだけダメ。 ディスプレイオーディオが対応していないBLE接続なのかと思って調べてみましたが、ペアリングはできるし、普通のBluetoothっぽいのに、何故かアプリ上で繋がらない。 さて、困った・・・(涙)。 色々調べたり、試行錯誤で冬休みが終わり、結局、タブレットなどでは問題なく繋がり、肝心のRally Tripmeterアプリ上でも10Hzで測位していることが分かったので、こうなったら関東デイラリーシリーズではディスプレイオーディオじゃなくて、タブレット使ってやりますか、と決断。 んじゃ、折角だから10Hz測位のタブレットと、1Hz測位のディスプレイオーディオを同時に使用して、実際にどれくらいの誤差がでるのか走ってみましょう、ということになりました。 ![]() つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 12, 2026 02:42:24 PM
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