中華製ネットワーク その2
前回パーツからクロスオーバー周波数を割り出していましたが、実測してみることにしました。測定方法はDAYTON AUDIOのDATS V2を使って負荷に無誘導巻き線抵抗を繋いでインピーダンスを測定してみました。上から順に4Ω・6Ω・8Ωの抵抗を繋いでみました。インピーダンスと位相を見る限り4Ωは4.25kHz、6Ωは4.5kHzぐらいのようですが、8Ωでは値が合わないようです。いずれにせよ基板に書いてあった2600Hzはあてにならないと言うことが分かりました。しかもこの4kHz辺りのクロスというのは使いにくいです。ウーファーで4kHzオーバーはインピーダンスが上昇し、手持ちのSEAS W15CY001のデータシートを見てみましたが公称8Ωに対して11Ωぐらい上がってます。市販の2Wayや3Wayのクロスオーバーがだいたい2kHzから3.5kHzぐらいです(3Wayはミッドとツィーターのクロスオーバー)これが市販向けの基盤だとしたら明らかにパーツの選定ミスってますね。